KOBIさんの江戸前釣り雑記

2009年01月

先日、マッチョシゲさんから、プレゼントを頂きました。

「師匠、なかなか良さそうなモノを仕入れました。師匠にも1個進呈しますので、楽しみにしていて下さい。」などと言っていたので、何かと思ったら、クッキングペーパーを1ロール・・・・『うちの板前さん』という名の業務用のクッキングペーパーでした。

マッチョシゲさん馴染みの寿司屋の主人から、「うちではコレを使ってます」と教えてもらったそうで、早速、通販で10ロールも買ってしまったそうな。ちなみに、お値段は約700円×10ロールとか。

すぐに師匠にお裾分けするなんて、たいへんに良い心掛けなのだ・・・・まぁ、いつも、いろいろとお世話をしてますからね~・・・・「今週末の釣果をコレに包んで、持ってきて下さいね~」なんて余計なコトを言ってましたけど・・・(笑)


この『うちの板前さん』という商品、以前に築地かどっかの調理用品店で見たことがあったように思うけど、「ちょっとイイ値段するな~」とか思って、買うには至らなかったような・・・

しかし、現物を手にしてみると、今まで私が使っていた『リードクッキングペーパー』よりも大判のサイズで、150枚で1ロール・・・・リードクッキングペーパーは40枚で1ロールだから、かなりボリュームがあります。リードクッキングペーパーの値段は忘れちゃったけど、1枚当たりの単価はお徳なようです。


それで、本日、スミイカ料理で使ってみましたが、リードクッキングペーパーよりも厚みはないけど、吸水力は上の感触です。

ひょっとしたら、コレはかなりの優れモノかもしれません・・・・いろいろと使ってみて、良さそうなら、私も大人買いしちゃうことにしましょう!


マッチョシゲさんも、たまには良いコトをしてくれます・・・(笑)


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『うちの板前さん』です。クッキングペーパーは魚料理の必需品ですよね。余計な水分を吸収してくれるんで、フグを保存するにも、クッキングペーパーに包んでラップして冷蔵庫へ・・・これで、4、5日は刺身で食べれます。


今週末は生憎の天気ですね・・・・明日の日曜も北風が強い予報なので、釣行は見送りました。

北風なので、出船場所や釣り物を選べば釣行可能だとは思いますが、最近、荒れた海で釣ることが多いような気がして、この予報ではモチベーションが上がりません・・・


先日のフグ中毒のニュース・・・ヒガンフグの白子が原因だそうな。

ヒガンフグは、東京湾でも釣れるフグ・・・通称『アカメ』である。

ヒガンフグは、筋肉(身)は無毒で食用可だが、卵巣と肝臓は猛毒、皮は強毒でもちろん食用不可・・・そして、白子は弱毒だが食用不可とされている。

ショウサイフグやコモンフグの筋肉も『弱毒』だが、こちらは食用可である。

同じ『弱毒』でも、食用可と食用不可とに区分が分かれる理由は判らないが、私の感覚だと、「弱毒=食用可」なので、ヒガンフグの白子で中毒が起きたという報道には、正直、驚いた。

『弱毒』とは、100~1000gで致死量に達するレベルの毒力・・・ということは、ショウサイフグの身を100g食したら致死量に達してしまうこともあるということになるのだが、実際は、ショウサイフグでも筋肉に弱毒レベルの毒力を有する個体よりも無毒レベルの個体が圧倒的に多いとのことなので、そのような可能性は著しく低いと考えてもよいのだろう。

では、今回のヒガンフグの白子での中毒は、極めて低い可能性に当ってしまった不運な出来事だったのか?

答えは『NO』である・・・なぜなら、ヒガンフグの白子は弱毒だが、食用不可とされている部位だからである。弱毒だろうが何だろうが、食用不可の部位を食するのは(食べさせる)のはNGなのだ。


しかし、弱毒のヒガンフグの白子で複数の被害者が出るような中毒が起きるのは、個人的にはやっぱり疑問だ。

個人的な推測では・・・

①白子だけではなく、肝臓や卵巣といった猛毒部位が供されていた?

②ヒガンフグは、産地(岩手県、宮城県の一部)によっては毒力を有するとされており、供された個体が毒力の強いものであった?(今回のフグは新潟産という報道だったが…)

③獲られてから調理されるまでの時間経過が長く、有毒部位から筋肉等へ毒が浸潤した?

これは、あくまでも素人の個人的な推測である。



いずれにしても、フグの毒は怖いのです!・・・決して、ナメてはいけない!甘くみてはいけないのです!!

でも、私は、フグ船で釣ったフグは今までどおりに食します。ヒガンフグの身も食します。

しかし、ヒガンフグの白子は絶対に食さないです!・・・だいたい、東京湾の釣り船でヒガンフグの白子を釣り人に渡すところはないはずですが…

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                      ヒガンフグ(通称:アカメ)


一昨日(1月25日)は、KON-CHANとの同行で、剣崎松輪港の瀬戸丸からアオリイカ釣行でした。

今期の東京湾のアオリイカは当たり年のようで、各船宿で好釣果が頻発していますね。

私もこの機を逃す手はないと・・・・「たくさん釣って、アオリイカの一夜干しでも作っちゃおう」などと、取らぬ狸のナントカで爆釣を企んできましたが・・・

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出船前の松輪港です。マダイ船が出船した後なので、港はちょっと閑散としていますね。


瀬戸丸を訪れるのは丸1年振りなのですが、この瀬戸丸とは、もう25年近いお付き合いになるんです。

最初の頃はマダイ、クロメバルで、その後はカワハギ、イサキなどで、かなり通い詰めた船宿です。

今は、マダイ釣りはやらなくなっちゃいましたし、カワハギも休業中・・・もっと訪れたい船宿なのですが、釣り物が合わなくて、最近はかなりご無沙汰気味なんです。

そんなワケで、朝の船宿での会話も・・・
親父船長「オッ、KOBIさん、久しぶり」
私「ちょっと、ご無沙汰しちゃいましたね」
船長「最近、フグに行っているらしいね」
私「そうなんですよ。フグばっかりやってて、カワハギにも行かなくなっちゃって…」
てな感じで・・・

でも、今年はアオリイカやマルイカで、少し通おうかな・・・アオリやマルイカは気心知れた親父船長の操船ですしね。

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右の船は瀬戸丸カワハギ船、左がアオリイカ船です。アオリ船は乗船者5名と余裕たっぷりで、右舷は我々2名だけでした。今回のアオリ船は昌士船長の18号船で出船。親父船長も乗り込んで、親子船長での操船でしたよ。


さて、実釣です・・・

最初は剣崎沖(松輪瀬)の30mダチから始めましたが・・・・高いウネリで釣り辛いッス。

釣り場ではそんなに強い風が吹いているわけではないのですが、沖でかなりの西~南西風が吹いているようで(大島で15m前後の風が吹いていたような)、かなりのウネリが入ってきています。

今回は、当初は前日の釣行予定でしたが、強風で翌日にシフトして、少しは波も収まってくれるかなと思っていたのですが、沖での風は収まることなく吹き続いてしまったようです。

それでも、期待感を持ってシャクリ始めましたが、船中全く乗らないようです・・・

しばらくして、沖目のポイントに移動しましたが、こちらもダメ~!!

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剣崎沖です。今回は根周りではなく、平坦な場所を中心に攻めました。船長談「今年はアオリが多いので、平坦なところにもアオリがかなり居る」とのことでした。


1時間ちょっと、剣崎沖で釣りましたが、潮が全く動いていないようで、城ヶ島沖への移動が告げられました。

北方向の風ならば、風影になる城ヶ島沖ですが、今回は風・波ともに南西方向からですから、こちらも剣崎沖と同様にウネリが高いです。

昨日は、悪条件の中で城ヶ島沖でも釣果が出たようなので、ちょっと期待していましたが、こちらもダメ~!

何箇所かのポイントを1時間程探りましたが、やはり船中型見ずで、再び剣崎沖で移動になっちゃいました~


ちなみに、瀬戸丸ではタナは底から取ります。ハリスは4号、4mが標準で、タナの指示は「ハリス分+2~3m」でしたね・・・・私は、ハリス分+1~5、6mくらいまで、いろいろとタナを探ってみたんですが…

中オモリは10~15号使用・・・私は10号で始めてみましたが、ウネリで底ダチが取り辛く感じたので、すぐに15号に替えました。

タックルは長短2種類を併用しました。メインは1.8mのライトジギングロッドで、こちらは左手巻リールを装着して、右手で竿を持ちます。サブは3mのアオリ用ロングロッドで、こちらには右手巻リールを装着して、左手で竿を持ちます・・・・こんな感じで2本の竿を使い分けるのは、片方の腕でシャクリ続けると疲労感を感じてしまうことと、気分転換のためってところでしょうかねぇ~

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         城ヶ島沖の釣り場です。水深は30~40mくらいでしたね。


再び、剣崎沖に戻ってきましたが、しばらくすると、シャクった竿がズシッと止められ、イカが乗ったようです!

ゆっくり気味にリーリングを始めますが、アオリのような引き込みが無いので、恐らくは・・・・予想通りに水面下に見えたのは350g級のスミイカでした~

「ハリス長+2m」分、底を切っているつもりのタナで乗ってきましたが、そんなに上ではスミイカは乗ってこないように思うので、微妙にタナが狂っていたのでしょうね・・・・船の動きでラインの出入りがかなりありましたから…

今回は外道のスミイカですが、貴重なオカズですから、まぁイイでしょ。


しばらくして、KON-CHANもスミイカをゲット。左舷の方々もスミイカをポツポツと釣っているようです。

船中で乗ってくるのはスミイカばかりのようですが、スミイカが乗り始めたということはイカが気に入る潮になってきたということでしょうから、アオリイカのチャンスもあり!と前向きに考えることにします。

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これは巳之助丸のカワハギ船です。剣崎沖のポイントは各所周りましたが、カワハギ船の近くを流したりもしましたね。ちなみに、当日はウネリの影響もあってか、カワハギ船も苦戦だったそうな。


しかし、その後も船中では、アオリの乗りは無く、スミイカばかりがポツリポツリと釣れるだけ・・・・私は、ちょっと高めのタナを意識して釣ったり、シャクリの大きさや間隔を変えてみたり、もちろん餌木もいろいろと換えてみますが、一向にアオリの乗りは訪れてくれません。

餌木は、定番のアオリQのマーブルサクラダイ、バレンシアの4号を主体にローテーションしたつもりですが、あんまり乗らないんで、途中からは、も~滅茶苦茶(笑)・・・・潮は濁り気味だったので、ゴールド地の餌木がイイかなとか、否、こんな時こそ赤テープが効果を発揮するかもとか、挙句の果てには夜光の餌木まで使う始末で・・・(ハハハ)


ところで、私のアオリ釣り歴ですが・・・・関東では、そんなに回数行っていないんです。

一昨年までの2年間の関西勤務時に、“関西での釣り指南役”T君がかなりのアオリフリークだったので、いろいろ教わりながら、1シーズンに7、8回釣行したかな。関西では、船でのアオリの釣り期は短くて、秋から始まって、12月には終わってしまうんですけど・・・・釣り場は神戸の須磨沖とか瀬戸内の家島周りでしたね。

関東のアオリ釣りと関西のアオリ釣りの違いは、関東では水面からのタナ指示を出す船が多いのですが、関西はタナの指示は出ずに、底から各自が取る方式です。だから、関西はハリスも短めかな。だいたい3m以内ですからね。そもそも、ちょっと前までは関西では胴突き仕掛けでの釣りが主体で、関東流の中オモリを使った釣法が入ってきたのは、ここ数年のようですからね。

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KON-CHANの釣り姿です。KON-CHANは、今回が2回目のアオリ釣行。前回同行した瀬戸内釣行(当時はKON-CHANも関西勤務だったんです)ではスミイカだけの釣果だったので、今回は何とかアオリを釣りたいと気合が入っていましたが・・・


その後も船中ではポツリポツリとイカの乗りはあるものの、スミイカばかり・・・・「今日はアオリは釣れないのかな~」と半ば諦めかけていた頃合いに・・・

13時半頃だったかな・・・シャクった竿がズシッ!・・・そのまま一呼吸、次に竿先が入ることを期待していますと・・・グゥイグゥイと竿先が押さえ込まれます・・・・ゆっくりリーリングを始めますと、度々アオリ特有の締め込みが訪れます!!

「これは間違いなくアオリですよ~。バレないで下さいね~」と祈るような気持ちでリールを巻き続け・・・・中オモリが見えました~・・・・しかし、親父船長も昌士船長も私がアオリを掛けたのを気付いていないようで・・・・ハリスを手繰るとアオリの姿が見えました・・・・しかし、タモをアシストしてくれる人はいませ~ん(危機!)・・・・水面下でアオリの掛かり具合を確認すると、ガッチリとカンナが掛かっているようなので(それほどのサイズじゃなかったし)、エィ!と抜き上げて取り込み成功!!(ホッ)・・・・直後、昌士船長「アレ?アオリ釣れたんですか~」・・・気が付くのが遅いよ!(笑)

船中初アオリをゲットして、嬉しいというか、ホッとしたというか・・・・『0』と『1』では、気分が違い過ぎますもんね。

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アオリイカをゲット~!・・・570gの中サイズでした。タナは「ハリス分+3m」のイメージでした。

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アオリが乗った餌木です。『墨族』の茶色(ゴールド地)の4号の餌木でした・・・普段はあまり使わない餌木ですが、直前にスミイカが乗ったので、そのまま使っていたら、アオリも乗ってくれましたよ。


本命アオリが1杯釣れたので、これはチャンスとばかりに、真剣モードでシャクリ続けましたが、その後は、船中では音沙汰無し・・・

結局、追釣できずに14:15に納竿になりました。


私の釣果は、上記の570gのアオリイカ1杯と、400g前後級のスミイカ3杯なり。

KON-CHANはスミイカ2杯。

他の方々もスミイカだけの釣果だったようで、今回は激渋の1日になっちゃいましたね。

親父船長に乗りが渋かった原因を尋ねると・・・「やっぱり、これだけのウネリがあるとダメだなぁ~。アオリはナギの日の方がイイねぇ。」とのことでした。

結局、沖での強風は止むことなく吹き続けて、最後まで海は悪かったですし、水温も低い状況で、今回は条件が悪過ぎたようですね。

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スミイカ3杯です。アオリ釣りでは外道扱いになっちゃいますが、アオリが釣れない時は貴重なゲストです。

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今回使った餌木の数々。船長は「やっぱりピンク系がイイかな」と言っていましたが、今回はど~だったんだろう?・・・船中1杯の状況では傾向もワカリマセンね。


何とか本命アオリを1杯釣ったものの、「たくさん釣って、アオリの一夜干しを作ろう」などというタクラミは不発に終わっちゃいましたので、近々に再チャレンジしなくてはいけませんね~

親父船長も「今日はダメだったけど、条件の良い日なら、8杯、10杯釣れてもおかしくない!」と言っていましたので、次は条件の良さそうな日を見計らって、もう1回行こうと思っています。

次回こそ、たくさん釣るゾ~!!


今日、予定していた剣崎からのアオリ釣行・・・強風に怖気づいて取り止めにしちゃいました。

朝4時に起きて、東京湾海上交通センターの気象情報を見たら、剣崎で南西風17mも吹いているんだもん。昨晩からずっと吹きっぱなし・・・大島でも吹いているし・・・

「これはダメだよ~」と、同行予定のKON-CHAN、S君に電話して・・・お二人は、もう自宅を出発しちゃってましたが、状況を話して・・・お二人とも、もし出船不可でも、湾奥に戻ってのシロギスには変更したくないようなので、明日に延期することにしちゃいました。

船長にも電話入れたら、「今の状況では無理だけど、凪になる予報ではあるんですよね~」と、様子見の様子。


結果・・・出船時刻の今になって、風は北方向に変わって、出船可能な状況のような・・・

しかし、もちろん、私は自宅にいます・・・

でもね~、私の自宅から剣崎まで片道100キロ超の道のりですから、早朝の往復ドライブは避けたいですしねぇ~

ちょっと弱気だったかな?・・・・でも、やっぱりね~


とりあえずは、明日は良い天気になってくれることを祈るだけですね・・・明日も南西風予報で、ちょっと怪しい気配もありますが、何とか吹かないで欲しいです・・・お願い!!


明日は、久々のアオリイカ釣行です。

今期は、アオリの模様が良いようなので、ちょっと期待しています・・・とりあえずの目標は5杯!

たくさん釣って、アオリの一夜干しを作るんで~す(笑)


でも、天気予報がなぁ~・・・沖で西風が吹く予報なので、ウネリはキツそうです。

最悪な状況も想定して、シロギスの道具を車に積んでいくことにします。


ところで・・・

フグは深場に反応があるようですね。

今週末は、ゆういちさんからお誘いをいただきましたが、このアオリの先約があったので、泣く泣く、お断りせざるを得なくて・・・「ゆういちさん、ゴメンナサイ。また次回、お願いします!」

冬期限定の深場のフグ釣り・・・もちろん、カットウ釣りではなく、胴突き仕掛けでの食わせ釣りです。オモリも25~30号使用ですね。


昨年は、この深場の食わせ釣りに富津出船で2回行きましたが、2回とも悲惨な釣りだったんです。

釣果は「1尾」と「2尾」・・・1尾の時は、なぜか激渋で、沖あがりの15分くらい前に『ボ』脱出しただけ。2尾の時は、朝に職漁船が入っちゃって、フグさん口を使わず・・・フグ姫Sちゃんに「相当に運が悪いわ~」って言われちゃったもんな~。

昨年以前は、深場の釣りで、まぁまぁの釣りをしたことがあるんですけど・・・

ただ、今年は何となく、深場の釣りはイイかなぁ~って気も・・・折角のゆういちさんのお誘いもNGでしたしねぇ~


昨年、フグに夢中になっちゃって、あまり行けなかった釣り物に、今年はボチボチと行ってみようかな・・・などとボンヤリと思っている今日この頃です・・・


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