KOBIさんの江戸前釣り雑記

2014年10月

10月16日(木)は、浦安の「吉野屋」から、単身、フグ釣行でした。


今回は、今期2回目の寄りフグ釣行でした。

前回は富津出船で食わせ釣りでしたが、今回は湾奥出船でカットウ釣りでのチャレンジです。

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吉野屋さんです。自宅から一番近いフグ釣りの船宿で、お気に入りの船宿なのですが、定休日(火曜日)が私の休日と重なるので、日程が合わないことが多いのが難点。今回は木曜日の釣行だったので、OKでしたね。

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平日ですが、18人の乗船者で賑わっていました。大型船なので、18人くらいでは、それほどの混雑感はありませんが、もう少しお客が増えると、2隻出しにしてくれることが多いです。

私の釣り座は左舷ミヨシでした。今回は、少し早めに船宿に着いたのですが、四隅の釣り座が空いていてラッキーでしたね。

でも、寄りフグでは、釣り座による有利不利はあまり感じないのですが…。

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大貫沖の10mダチに船団ができていて、本船もこれに加わりました。

今回の釣り場は、海苔網からはちょっと離れたところでしたが、底に根掛かりのあるエリアでしたね。


仕掛けは、カットウ+胴突きの食わせ針2本を使うことにしました。

さすがに、カットウオンリーで釣る勇気はなかったです。

食わせ仕掛けを付けるものの、釣り方は、カットウに掛けるイメージで釣ってみることにします。

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開始早々から、バリ食いモードでアタリが出て、1投目からフグをゲット~!

しかし、そこからがイケマセン。

頻発するアタリにアワせても、ゼーンゼン掛けられません・・・???

おまけに、根掛かり連発で、カットウのロストが続きます。 (それでも、私の仕掛けは、根掛かりしても、カットウ針だけが外れやすい仕様になっているので、針だけの交換で済んでいるんですが…)


フツーのカットウの釣り方で釣っても、小型のフグの猛烈な活性には太刀打ちできないの?

空アワセ気味に誘ったあと、ゆっくりを仕掛けを下げようモンなら、仕掛けが着底するまでの短い間に餌を丸裸にされてしまう感触です。

餌のアルゼンチン赤エビの殻を尻尾の2節を残して剥いてしまおうモンなら、あっという間に餌を食い尽くされて、どれだけ餌を消費してしまうかワカリマセン。

さらには、フグが小型で動きが軽快からなのか、それとも的が小さいからなのか、アタリでアワせても簡単には掛けられません。

カットウがフグに触っても、掛からない感触もありましたが、これはフグが軽量なので、カットウの針先が触っても、さらに針を貫通させるパワーが弱いんでしょうね。小型フグをカットウで釣るには、針先の鋭利さにはより細心の注意を払う必要がありますね。

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そんなこんなで、苦戦のスタートでしたが、段々とヒット率も上がってきて、釣果も増えてきたような。

とは言っても、半分くらいは食わせ針で稼いだ釣果なんですけどね。


カットウに掛けるイメージでのアワセ方ですが、手首を使って、ヒョイっとアワせるのではなく、前回の食わせ釣りと同様に竿に (カットウに) 魚を乗せるような感覚でアワせる方が良かったです。

魚を乗せるといっても、アワセの初動は素早く、軽く、小さくで、アワせて魚の重みが竿先に乗ったら、そこからは竿に魚を乗せていくイメージで、竿を立てていくという動作でしょうか。

それでも、魚が掛かりやすい時合いの時には、どうアワせても掛かるような気もするし、難しい時には、どうやっても掛からないしで、あまりアテにはならないですね。

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前半はほぼアタリが途切れないくらいの活性の高さでしたが、さらに、11時頃からの1時間くらいは、特に凄い勢いで釣れましたね。

この時間帯は、魚の活性が高いというより、魚の餌の食い方に落ち着きがある感触で、針に掛けやすい状況でしたね。

スピーディーに掛けられて、空振りなしで10連釣以上しちゃいましたもん。

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入れ掛かりの時合いもあって、12時までに88尾まで釣れました。

これなら、束釣りは楽々に達成できると思ったのですが、そんなに甘くなかったんですよねぇ~。


12時を過ぎた頃から、アタリの出方が急に悪くなって、一気にペースダウンです。

相変わらず、魚探反応はしっかりと出ているようなのですが、魚の活性が変わってしまったようです。


たまらずに、船長も他のエリアを探索に行きましたが、どこもアタリは単発程度で、また朝からのポイントにUターンです。

しかし、魚の活性は上がらず、アタリは遠いです。

船長の指示で、上のタナを狙ったりもしましたが、確かに餌は食われますが、上ずったフグを宙で掛けるのは難し過ぎます。


結局、活性は上がらないまま、14時過ぎに納竿になっちゃいました~。

後半の約2時間で、追釣したのは、10尾チョイでしたから、前半のペースとは雲泥の差でしたね。

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最終釣果は、ショウサイフグ 102尾 (13~21cm) と、アカメ 1尾 (23cm) の計103尾でした。

実は、船上でのカウントは99尾で、船長にも99尾で申告したのですが、帰宅して数え直したら、4尾余計にいたので、確定釣果は、103尾にさせてもらいます。

沖上がりの直後は、「あと1尾で束釣りだったのになぁ~」なんて思っていたのですが、非公式ながらも、初の束釣りを達成できて良かったです。


さて、寄りフグのカットウ釣りですが・・・微妙に、フツーのカットウ釣りとは違う感覚かなぁ~。

魚の状況が、ある意味、異常な状態ですからね。

同船した、吉野屋の大常連のスー名人は、このフグをカットウで釣ると普通のフグ釣りに戻った時に釣り方がおかしくなってしまいそうだと、敢えて、カットウ釣りを封印して、食わせオンリーで釣っているくらいですからねぇ…。

でも、フグのカットウ釣りの一つのパターンとして、高活性の小型の数釣りに対応する釣り方を探求するのも楽しいかも。

フグ釣りも、イロイロですね。


'''〈釣行メモ〉 (2014年10月16日(木) フグ釣り 於:浦安「吉野屋」'''

【潮 汐】 満潮10:38 (小潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕曇り後晴れ 〔風〕北~北東6m → 3mくらい
【釣り場】 大貫沖(水深10m前後)
【釣り座】 左舷ミヨシ (乗船者18名)
【タックル】〔竿〕ダイワ社メタリア湾フグM175、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】カットウ+胴突き2本針仕掛け(幹糸4号、ハリス間隔35cm、ステ糸20cm、ハリス3号8cm、針丸カイズ11号、オモリ8号)
餌は、カットウ用はアルゼンチン赤エビ、食わせ用はボタンエビ(新潟産の小型で安価なもの)。
【釣 果】 ショウサイフグ 102尾(13~21cm)、ヒガンフグ 1尾(23cm)の計103尾
外道は、サバフグ4尾、カサゴ3尾、ベラ類少し。
【船中釣果】?~103尾


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今週は、二日連続で、新潟で陸っぱりの釣りで遊んできました。

くしろ丸にも行きたかったのですが、台風の影響で海のコンディションもはっきりとしないので、今週は諦めました。

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1日目(10/7)は、南浜漁港で豆アジ釣りです。夕まずめの頃合いを狙って、午後3時過ぎからのスタートでしたよ。


3.6mの延べ竿にトリック仕掛け(アミコマセ)で釣りましたが、魚の気配はイマイチ・・・。

元気なのは小型のサヨリばかりで、豆アジの食いは良くなかったですね。

陽が高いうちは、豆アジはほとんど釣れず、水面下のタナでサヨリのお土産釣り。

陽が落ちてきて、ようやく、単発ながらも豆アジが釣れ始めて、何とか、オカズ分は釣れたって感じでしたね。

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釣果は、10cm級の豆アジ 56尾に、14~18cmのサヨリ 30尾でした。早朝や夕まずめには、豆アジは鈴なりで釣れることが多いようなのですが、今回は渋い釣りになっちゃいましたね。


ちょっと詳しい釣行記はコチラ ⇒ http://ameblo.jp/biko-san/entry-11935910685.html



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翌2日目(10/8)は、有料釣り場の新潟東港第二東防波堤に行きました。この日は早朝から釣り始めて、昼過ぎまでの釣りでした。狙いは、フグとサヨリでしたよ。


フグは、16~20cmの小型を11尾の釣果でした。

フグの種類は、コモンフグが10尾、ヒガンフグが1尾。

フグよりも、小型のカワハギ、ウマヅラハギ、シマダイなどの外道のアタリの方が多くて、釣果は伸びなかったですね。


サヨリは、群れが大きくて、入れ食いの釣りでした。

3時間弱の釣りで、129尾(15~21cm)釣れました。

サヨリのサイズは、前回(9/22)の釣行時よりも、一回り大きくなっていましたね。


フグ&サヨリ釣りの釣行記はコチラ ⇒ http://ameblo.jp/biko-san/entry-11936367179.html


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住まいの寮のベランダで、サヨリの干物を作っています。


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なかなか良い干物ができました。味見してみましたが、美味しかったです。サヨリの唐揚げも美味しかったですよ。


フラリと近所の海に行って、晩ご飯のオカズに小魚を釣ってくるなんていうのは、憧れの生活ですね。

今、そんなコトができているのは、幸せですなぁ~。

新潟は、イイところですわぁ~。



9/30(火)は、富津の「浜新丸」から、単身、フグ釣行でした。


今期は数年振りに大貫沖のショウサイフグの復活!ですね。

9月に入って、数狙いの釣りが開幕して以来、小型ながらも、爆釣の連続と言ってもイイくらいに釣れ盛っています。

ここ数年の不調は異常なくらいだったので、ここまで急上昇にフグが湧いてくれるとは思ってもみませんでしたね。

自然というのは、完全に人知を超えています。

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浜新丸をフグ釣りで訪れるのは、2009年9月以来です。東京湾で秋の数釣りができたのも、その年以来ということになりますから、今期は5年振りの復活ということですね。


東京湾での秋の数狙いのフグ釣りは、「寄りフグ」と呼ばれていますね。

「寄りフグ」の元祖?の野毛屋さんでは、以前は、「寄りフグ」ではなく、「選りフグ」と書いていたのですが、最近になって、HPでも「寄りフグ」と書くようになっていますので、私も「寄りフグ」と書くことにします。

何となく、「寄りフグ」の方が数釣りのイメージに合っているような気もしますしね。

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富津の船では、カットウ釣りはNG・・・胴突き仕掛けでの食わせ釣り限定ということになります。ワタシ的には、秋の数釣りは食わせ釣りオンリーで楽しむのも一興かと思っていますので、コレはコレでOKですね。


備忘を兼ねて、食わせ仕掛けのポイントを書いておくと・・・

針は丸カイズの11号・・・・釣れるフグが小型主体ということで、このサイズを船宿が推奨していました。針のチモトのハリスを切られることが3回くらいあったし、15cmに満たない超小型はリリースすることを考えれば、12号でもイイかもしれませんね。

ハリス長は8cmくらいにしてみましたが、もう少し短くしてもイイかも・・・・少なくとも、これ以上長くする必要は感じませんでしたね。

4本針仕掛け(ハリス間隔35cm、ステ糸4cm)を使いましたが、最上部の針にはほとんど掛からなかったし(餌は取られますが…)、手返しを考えれば、3本針で十分なように思いましたね。

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富津の船での支給餌は甘エビです。浜新丸では、最初の1パック(30尾)は乗船料に含まれていて、その後の追加は1パック500円です。


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甘エビは殻を剥いて、3つくらいに切って使います。数釣りで釣果を上げるには手返しも重要なポイントですから、釣り場に着く前に、ここまでの作業を済ましておいた方がイイですね。


今回、海産のエビを持参して使ってみたのですが、アタリは出るものの、針掛かりは甘エビに圧倒的に劣りましたね。

持参のエビが甘エビよりも硬かったのが原因かな?・・・・食わせ釣りの餌は甘エビに敵うモノはないと再認識しました。(アルゼンチン赤エビはOKでしょうが・・・)

余計な餌を持ち込むのは止めましょ~。(苦笑)

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釣り場は大貫沖の10mダチでした。富津の船も、湾奥の船も、同じエリアに集結して、終日、船団を作っていましたよ。今年からは海苔網周辺では、湾奥の船でもカットウ釣りはNGということになったようですが(海苔漁業者との約束事とのこと)、この日の釣り場は海苔網からは少し離れたところで、富津以外の船ではカットウ仕掛けで釣っていましたね。


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朝の内はアタリも散発でしたが、段々とアタリが多くなり、中盤以降はほぼ入れアタリ(入れ掛かりではありません・・・笑)の釣りになりました。釣り座は右舷ミヨシ(乗船者は7名)に取りましたが、これだけアタリが出ると、釣り座はあまり関係無いように思えましたね。釣果を上げるには、いかにフグを掛けられるかどうか・・・・これがテクニカルで、とても面白い釣りでしたよ。


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釣れるフグは、15~18cm級の小型がメインでした。20cm超のフグは、船中では何尾かは釣れているようでしたが、私には釣れませんでしたね。フグのサイズは小型ばかりですが、釣り自体は面白いですよ。15cmに満たないサイズはリリースしましたが、この辺は釣り人それぞれの判断だと思います。浜新丸の船上では常に循環ポンプで海水が出ていて、フグはバケツの中で元気に泳いでいますので、小型はあとでリリースすることもできます。それでも、キープサイズに迷ったら、船長に聞くのが一番ですね。


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久しぶりの食わせ釣りだったので、釣り方も試行錯誤って感じでした。

カットウ釣りは短い間隔での誘い(空アワセ)を入れながら、リズミカルに釣るイメージが重要かと思いますが、食わせの釣りではアタリを感知してから、いかに針掛かりさせるかがポイントのように感じます。

基本的な釣り方は、 「オモリ着底後すぐに糸を張り、ゼロテンションに近い状態でアタリを待ち、アタリを感知したら即アワセ」 なんですが、このアワセ方が食わせ釣りの釣り方の『キモ』のように思います。

アワセは、カットウ釣りと同様に、「速く&小さく」が基本ですが、手首でヒョイっとアワせる動作ではなく、竿に魚を乗せてやるイメージのアワセ動作の方が良い感触でした。

アワセの動作は、穂先だけを上げてやるのではなく、水面と水平に保っている竿を水平の角度を保ったまま竿全体でアワせて、魚の乗りを感じたら、その延長で、竿に魚を乗せてように掛けるイメージで竿先を上げていく・・・・そんな感じです。

アタリで即座にアワせるのは必須ですが、電撃アワセ的な動作ではないですね。


アタリで掛けられないことは当たり前のようにありますが、それはアワセが遅いということ・・・でも、早くアワせようとすると、強いアワセになってしまいがちなので、そんな時は、アタリが出るタイミングを予知して、アタリが出る前にアワせるような意識を持った方がイイと思います。

コレは決して空アワセじゃないですよ・・・食わせ釣りは、カットウ釣りとは違って、空アワセでは掛かりませんから。


それと、その時々の状況によって、アタリの出方や、掛けられるアワセ方というのが微妙に変わってきますね。

この辺は、臨機応変にというコトですね・・・って、コレが難しいんですけどね。


釣り方を私なりのイメージで書いてみましたが、ちょっと分かりづらいですね・・・・これも個人的な備忘のためということで、悪しからず・・・。

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アタリが続く中、12時ちょうどに沖あがりになりました。いや~、楽しい釣りでしたねぇ~。カットウ釣りとはまた違った、食わせの釣りのテクニカルさが、メチャ面白かったです。カットウ釣りも面白いけど、食わせの釣りも面白い。それぞれがディープですね。


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今回の釣果は、13~19cmのショウサイフグ 84尾でした。

15cmに満たないようなサイズはリリースして、持ち帰りは60尾チョイでしたね。

外道は、サバフグが3尾くらい釣れただけでした。


ショウサイフグ料理の新作はコチラです ⇒ http://ameblo.jp/biko-san/entry-11933075621.html


〈釣行メモ〉 (2014年9月30日(火) フグ釣り 於:富津「浜新丸」

【潮 汐】 満潮8:54 (小潮)
【潮 色】 やや澄み
【天 候】 〔天気〕曇り一時雨後晴れ 〔風〕北東~南西微風
【釣り場】 大貫沖(水深10m前後)
【釣り座】 右舷ミヨシ (乗船者7名)
【タックル】〔竿〕ダイワ社メタリア湾フグM175、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】胴突き4本針仕掛け(幹糸4号、ハリス間隔35cm、ステ糸4cm、ハリス3号8cm、針丸カイズ11号、オモリ20号)
【釣 果】 ショウサイフグ 84尾(13~19cm)
【船中釣果】35~84尾


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