KOBIさんの江戸前釣り雑記

2016年03月

3月26日(土)は、磯子の「根岸丸」から、シロギス釣行でした。


根岸丸の勇樹船長のシロギス船は、日曜、祝日以外は1日船(8時出船、14時半頃沖上がり)での出船になりました。

今回は、時間が十分にある1日船での釣行になったので、ちょっと試してみたいこともあったのですが、結果的には大した成果もなく、失敗?

上手くいかないというのも、試行の成果ということで、まあイイでしょ。

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根岸丸から車で5分程のところにある「杉田家」で朝ラーです。杉田家は横浜家系ラーメンの元祖的な店だとか。朝5時から営業していて、その時間から行列ができる人気店です。朝ラーにしてはかなり重いけど、癖になる美味しさですよ。


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この週末から、社長船の釣り物はスミイカからアジに変わりましたね。アジはライトタックルでのショート船(7:10出船、13時半~14時頃沖上がり)での出船ですが、釣り場がすぐ近くなので、実釣時間も長いです。


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先にアジ船が出船していきました。アジ船は今年初出船とのことでしたが、結果はまずまずだったようです。でも、まだ低水温期なので、そんなに簡単な釣りじゃないのかな?


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シロギス船は6人の乗船でした。私は右舷の大ドモの釣り座を取りましたよ。


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今回試してみたかったのは、先週の釣行で初使用した新竿(アレグロ91SS)での天秤の釣りでした。出船前、勇樹船長にその旨を告げると、 「最近、下げ潮では食いが渋い傾向なので、天秤はどうですかねぇ~?」 とツレない返答。果たして、結果はどうなったのでしょ~。


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まずは、地先のポイントで実釣開始となりました。

先週、強風時の逃げ場として狙ったポイントですが、勇樹船長としては、今一度、感触を確認したかったみたいです。


この釣り場では、風を船の側面に当てて、横流しのような流しになることを予想して、スタートから天秤仕掛け(70&30cmの振り分け式)で始めてみます。

1投目から、20cm級の良型が釣れて、快調なスタート!・・・と思いきや、その後はアタリの間隔が空いてしまいます。

このエリアは、魚がいる場所と、いない場所がはっきりしていて、かつ、魚もそれほどに濃くない印象なので、なかなかアタリがバリバリとは続いてくれません。

おまけに、天秤は劣勢な状況のようで、胴突き仕掛けを使っている方々のペースに追い付いていけません。


新竿は天秤の釣りでも使い勝手が良いのではないかと思っていたのですが、実際に使ってみると、シェイキング動作にスムースさを欠いてしまうとか、聞き上げ動作で穂持ちの硬さが若干気になるとかのマイナス面が露呈してしまって、ちょっとガッカリ。

でも、完全にNGということではなかったですし、実釣での感覚を確認するための試行ですから、そういう感触が分かったのも成果ということですね。


1時間弱、このエリアを狙いましたが、何とかツ抜けした程度の釣れ具合で、その後は本命釣り場の中の瀬に移動することになりました。

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中の瀬では、胴突き仕掛け(ハリス長40cmの2本針仕掛け)で始めることにしました。


中の瀬でも、まずまずアタリは出ますが、パリッとしたアタリっぷりではないですねぇ~。

潮の流れが緩いのか、ファーストアタックのアタリはなかなか感知できず、ステイした後にゆっくりと聞き上げて、そこでアタリを感知するようなパターンが多いです。

こんな時は、ハリス長を短めにするのがセオリーなのでしょうが、この日はハリスを短くするとダメなような気がして、そのまま釣り続けています。


アタリを感知しても、食い込みが浅い感触もあって、食いは渋く感じましたね。

やはり、船長が言うように、下げ潮時は食いが渋めということなんでしょうか?(この日は干潮時刻が12時過ぎ頃)


食い込みが良くない感触なので、餌の青イソメは尻尾寄りの軟らかめの部分を使っています。

餌の長さは5cmくらいかな・・・・魚へのアピール度を考えると、このくらいのタラシは必要だと思います。

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35cm級の良型のアカメふぐ(ヒガンフグ)が釣れました。針の掛かりどころが良かったので、ハリスを噛み切られることなく、キャッチできましたよ


シロギスの食いは渋めながらも、勇樹船長がアタリが続く筋を探索しながら、こまめに船を流し替えてくれるので、アタリは断続的に続いてくれています。


釣り方は、キャストして、広めに探るイメージですね。

ゼロテンションでステイして、ファーストアタックのアタリを感知したら、すぐにアワせず、一呼吸おいてから聞き上げた方が良いことが多かったかな。

アタリで掛けられないことも結構ありましたが、そんな時は仕掛けの位置をなるべく変えずにステイして、再度アタックしてくるのを促すイメージで釣っていましたね。

最初のアタリを感知できず、アワセ遅れの明確なアタリが到来した場合は、向こうアワセで掛けたり、送り込んで掛けたりと、その時々の対応って感じかな。

ただ、明確なアタリで掛け損じた場合は、その後はもう餌を追ってこないことが多かったですね。

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13時頃からは、上げ潮に期待をして、天秤仕掛けで釣ってみることにします。

胴突きでも渋めの感触でしたし、まだ上げ潮もほとんど流れていない状況でもあったので、天秤では厳しいかとも思ったのですが、まずは試してみないとね。


天秤に替えて、直後からアタリが出てくれて、順調なスタートです。

「思っていた以上に、天秤で釣れるかも」と思ったりもしたのですが、そのうちに、アタリの間隔が開き気味になってしまいました。

アタリが全く出ないということではないのですが、魚の気配があるところで、誘って誘って、ようやくアタリを出せるって感じです。

魚が濃くて活性の高いところに仕掛けが入れば、すぐにアタリが出てくれるけど、魚が薄いところでは、アタリを出すのが容易ではないという感触かな。


しばらくは天秤仕掛けで釣ってみましたが、やはり釣れ具合はイマイチなので、胴突き仕掛けに戻してみます。

すると、魚が薄めの感触のところでも、天秤よりは容易にアタリが出てくれます。

やはり、活性が高ければ天秤でも遜色なく釣れるけど、活性が低いと胴突き優位になってしまうというのが結論ですかねぇ~。

この日は、潮の具合などから、100%活性が高い状況にはなっていなかったということなんでしょう。


終盤、ようやく上げ潮が効いてきたのか、ちょっとペースアップし始めたところで(胴突きですけど)、定刻の14時半に沖上がりとなりました。


最終釣果は、12~22cmのシロギス 75尾でした。

外道に、35cmのアカメふぐ1尾、小型のホウボウ1尾、小型のイシモチ3尾、サメ1尾、メゴチ、トラギス、パックンチョ少々でした。

船中釣果は、36~75尾とのことでした。

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20cm超級の良型は3割くらい、15cm以下の小型が2割くらいで、17、18cm級の中型が主体でしたね。


今回は、新竿で天秤仕掛けを試すというのがテーマでしたが、結果的には、食いが渋めの状況下で、なかなか天秤優位な状況にはならなかったですね。

出船前に勇樹船長の言ったとおりになったのが、ちょっと悔しいですなぁ~。(笑)

新竿も天秤の釣りには微妙にフィットしない感触だったのも、ちょっと残念でしたね。(慣れれば、使えそうですが・・・)


余計なコトはせずに、胴突きで通していれば、釣果は2割くらい増やせたような気もしますが、それは結果論ということですね。

それでも、まずまずの釣果で、楽しい釣りでしたよ。


〈釣行メモ〉 (平成28年3月26日(土) シロギス釣り(1日船) 於:磯子「根岸丸」)

【潮 汐】 干潮12:29 (中潮)
【潮 色】 やや澄み
【天 候】 〔天気〕くもり後時々晴れ 〔風〕北東6m → 3mくらい
【釣り場】根岸湾内(水深15m前後) → 中の瀬(水深20m前後)
【釣り座】 右舷大ドモ(乗船者6名)
【タックル】〔竿〕シマノ「ライトゲーム Cl4 アレグロ 91 SS185」、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】 <胴突き>胴突き2本針仕掛け(ハリス1号40cm or 35cm、捨て糸15cm、ハリス間隔50cm) → 胴突き1本針仕掛け(ハリス1号35cm、捨て糸15cm)。針キスSP8号、オモリ15号 。
<天秤>70cm&30cmの振り分け式2本針仕掛け。針キスSP8号、オモリ15号 。
【釣 果】 シロギス 75尾(12~22cm)
【船中釣果】 36~75尾


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3月20日(日)は、磯子の根岸丸から、シロギス釣行(ショート船)でした。


今回は、先日、衝動買いしてしまった、シロギスの胴突き仕掛け用の竿を使うのが楽しみな釣行。

ちょっとウキウキ気分でしたねぇ~(ニコッ)

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根岸丸のシロギス船は、約2週間、勇樹船長が恒例のロングバケーションを取っていたので、久々の週末出船ですね。この休暇を使って、勇樹船長はインドネシア~オーストラリアに色気のない一人旅をしていたとか。インドネシアは本島ではなく、かなりの危険を伴う?無名の島に行っていたのだそうな。いろいろあったようだけど、野犬にも噛みつかれることなく、無事に帰ってこられて、何よりでした。


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この日は、勇樹船長の帰国を待ちわびていたメンバーが大挙集合して?(そんなコトは絶対にないね・・・笑)、乗船者17人の盛況でした。私の釣り座は左舷の大ドモ。本当はミヨシに座るつもりだったのですが、朝方の強風に恐れをなして、空いていたトモの席札を取ってしまいました~。


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新竿のシマノの「ライトゲーム Cl4 アレグロ 91 SS185」です。湾フグに最適と銘打っていましたが、ワタシ的には穂先部がスローテーパー過ぎて、湾フグ(カットウ釣り)には使えない感触でしたね。でも、胴突き仕掛けでの食わせ釣りには良さげに思えました。今秋に食わせのフグ釣りができるようなら、使ってみるかもしれません。(※:これは私の感覚での独断ですので・・・念のため)


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朝から北東風が強めに(風速10mくらい)吹いていたことから、勇樹船長は根岸湾内の風陰になる釣り場でのスタートをチョイスしました。


さて、新竿で釣り開始です。

リールは、いつものベイトリール・・・・新竿だ!などと一人悦に入っていますが、新竿はスピニングリールはNGのトリガーシートなので、フツーのシロギス釣りファンには全く参考になりませんね。(ペコっ)


仕掛けは胴突き・・・・胴突き専用の竿として新調した竿なので、今回は胴突き仕掛けオンリーで通すつもりですよ。

前半は潮も無さそうなので、短ハリス(30cm)の2本針仕掛けで始めてみます。


第1投目から、20cm超級の良型シロギスが釣れて、幸先良好です!

お隣の方から、「(新竿に)魂が入りましたね」と、お声掛けを頂き、ニンマリです。(ありがとうございます)


続いて、16cm級のやや小型ながらも、連続ヒットでイイ感じ?

沖では風は強めに吹いているようですが、この釣り場は完全に風陰になる場所なので、風や波の影響も少く、ゼロテンションで小さなアタリを感知できる釣りができています。


しかし・・・・・その後は、バッタリとアタリを出せなくなってしまいました。

船の前方ではアタリが続いているようなのですが、後方ではアタリがなかなか出てくれません。

水深は15m前後の低水温期のこの時期にしては浅めのポイントだったのですが、魚が固まっているエリアが限定的のようで、釣り座がそのエリアの筋に入るかどうかでアタリの出方が決まってしまう状況のようです。

もちろん、勇樹船長もその辺の状況はすぐに把握して、船を入れ換える毎に流す筋を調整してくれていますが、船の後方は魚影が薄いエリアのようで、大ドモの利点で後方を広く探ってみても、生体反応を感じないことの方が多いですね。

開始後しばらくして、勇樹船長から、「良い人は10尾を超えたかな?」なんてアナウンスが出た時に、私は3尾しか釣れていませんでしたから、ガックリですねぇ~。


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このフグは??・・・・A藤さんが釣ったフグを勇樹船長が「KOBIさん、ショウサイフグいります?」とか言って、貰ってきてくれたのですが、現物はショウサイフグではなく、クサフグでした。私が「これ、クサフグじゃないかよ!」って瞬時に見破ったら、勇樹船長 「バレましたか~」 だって・・・・バカヤロ~っ!


その後はポツリポツリでしたかねぇ~。

勇樹船長はなるべく船全体に釣果が回るように、筋を換えながら流してくれますが、アタリが出る流しもあれば、出ない流しもあるって感じで、釣果がグングンと伸びるような展開ではないです。

でも、強風時の逃げ場的な釣り場ですから、そういう状況もやむを得ないですね。


そのうちに、他のシロギス船やプレジヤーボートが風陰を求めて、近くに集まってきてしまって、それらを避けるように、勇樹船長から富岡方面への移動が告げられました。

ここまで、約1時間半で、14尾の途中経過ですから、ペースはイマイチですかねぇ~。

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移動した富岡沖は、完全に風陰になる場所ではなく、かなり風を受けるので、ゼロテンションで小さなアタリは取り辛く、アタリを感知できないまま、聞き上げでアタリを聞くような釣りがメインになってしまいます。

ステイ中に明確に出るアタリは、掛かるか掛からないかが魚任せになってしまう、アワセ遅れのアタリですから、駆け引き的な要素は薄いですね。

その辺は割りきって、マイナステンションで、「どうぞ、針を飲み込んじゃって下さい」的なタイム釣りをしたりもしてみましたが、結局は、どっち付かずの釣りになってしまったような・・・。

アタリの出方も良くなかったですしねぇ~。


富岡沖は魚影が薄い印象で、細かく魚の寄り場を探すような流しが続きましたが、大した盛り上がりはなかったですね。

1時間チョイ、各所を探索して、追釣できたのは7尾だけ。

勇樹船長も、想定以上の渋い状況に、ちょっとストレスを貯めていたかな?


そんなこんなで、時刻は11時を回って、幾らか風も収まってきたということで、本命ポイントの中の瀬に移動となりました。

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中の瀬に到着した頃には、風もかなり収まって、良いコンディションになりましたね。

この日は、ショート船での出船ながらも、出船時に、勇樹船長から、「皆さんの都合が悪くなければ、14時頃まで釣る予定です」との延長宣言が出されていたので、まだ時間は十分にあります。

これから釣果を伸ばしたいところですね。


中の瀬では、まずまず順調にアタリが出てくれました。

ただ、魚の固まりは大きくはないようで、船の前後左右でアタリの出方が違ったり、アタリが出るエリアを外れてしまうと、アタリがバッタリと止まってしまうような傾向がありましたね。

魚の食い自体も渋い時間帯が多かったです。

アタリを感知して聞きアワセにいっても掛けられない(餌をすぐに吸い込まない or 餌をすぐに吐き出してしまう?)こともあって、そんな時は、仕掛けの位置をズラさずに次のアタリを待って、アタリが出たら少し間を入れてからアワセを入れたりして、何とか掛けられるタイミングを探したりと、ちょっと苦労しながらの釣りになっています。

でも、そういう駆け引きも、この時期ならではの面白味という感じで楽しいですね。


途中、手が合う流しもあって、そこでは空振りなしで、10尾くらい連釣できたかな。

ここは、たまたま、ちょっと大きめの魚の固まりに仕掛けを入れられるポジションだったということもあったのでしょう。


しかし、終盤のラスト2流しはアタリは単発的で、今一歩、釣果を伸ばせず・・・。

でも、このタイミングは、右ミヨシのA藤さんはアタリが続いていたということですから、やっぱり、ポジション次第なんでしょうかねぇ~?


出船時の勇樹船長の宣言どおり、14時に沖上がりとなって、最終的な釣果は、12~23cmのシロギス 55尾になりました。

外道は、小型のイシモチ1尾、クサフグ1尾、パックンチョ数尾。

船中釣果は10~55尾とのことで、竿頭にはなりましたが、上位の釣果は拮抗していたようでしたね。

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今回の釣果です。20cmを超えるサイズが半分くらい入って、サイズは悪くない印象でしたね。


今回初使用の新竿は、なかなか感触が良かったです。

穂先の感度も鋭敏ですし、フグには不向きに感じてしまった穂先部の長さも、シロギスには合うように思えましたね。

穂持ちは硬めではありますが、これまで使っていたフグ竿と比べると、幾らか軟かめなので、天秤の釣りにも使えるでしょうね。

今後は、この竿が胴突きの釣りでのメイン竿になると思います。

また次回も使うのが楽しみです。

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帰港後の桟橋で、シンタロさんが釣ったシロギスを下ろしていました。落としたシロギスの頭は、桟橋下の水面にポイっ・・・・マナーがよろしくないなぁ~と思っていたら、シーバス君がその頭を待ち受けていて、きちんと食べてくれていました。ゴミにするより、コッチの方がイイですね。シンタロさんはエラいっ!


根岸丸の勇樹船長のシロギス船は、今後しばらくは日曜と祝日のみがショート船(8時出船、13時納竿)で、他の日は1日船(8時出船、14時半頃納竿)で出船するそうです。

そして、ゴールデンウィーク近くには全日、1日船体制にする予定だそうな。


まだ渋めの食いの日が多いようですが、条件の良い日は好釣果も出ていますね。

また、近々にお邪魔するつもりでいますよ。


〈釣行メモ〉 (平成28年3月20日(日) シロギス釣り(ショート船) 於:磯子「根岸丸」)

【潮 汐】 干潮9:20 (中潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕くもり後時々晴れ 〔風〕北東10m → 北東5m → 東3mくらい
【釣り場】根岸湾内(水深15m前後) → 富岡沖(水深15m前後) → 中の瀬(水深18m前後)
【釣り座】 左舷大ドモ(乗船者17名)
【タックル】〔竿〕シマノ「ライトゲーム Cl4 アレグロ 91 SS185」、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】 胴突き2本針仕掛け(ハリス1号30cm 、捨て糸10cm、ハリス間隔40cm、針キスSP8号 or ハリス1号40cm、捨て糸15cm、ハリス間隔50cm、針キスSP8号)、オモリ15号 。
【釣 果】 シロギス 55尾(12~23cm)
【船中釣果】 10~55尾


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3月12日(土)は、浦安の吉野屋から、フグ釣行でした。


最近の情報から、厳しい釣りは覚悟の釣行でしたが、想定以上に厳しい状況で、思うようには釣らせてくれませんでしたね。


今の時期から白子シーズンに入るまでの期間は、湾フグ釣りは釣果的には厳しい時期です。

しかし、これもまた一興・・・・湾フグ釣りを語るなら、避けるわけにはいかない、覚悟の釣りなのです。(な~んてね)

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乗船者は11名と、土曜日にしてはかなり少なめでした。釣り座は右舷のトモ2番に取りましたよ。


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北東風が強めに吹いていたので、大貫沖に直行するのかと思っていたら、手前の第2海堡周りでスタートしました。


下げ潮が速めに流れているようで、船の動きも速いです。

水深の変化もあって、底も平らではなく、風が強めに吹いている(風実況では風速9m)ことと相まって、底のゴツゴツ感とアタリの区別がかなり難しい状況です。

おまけに、底にはグミが多く、赤クラゲも結構引っ掛かってきたりで、条件的にはあまり良くないですね。


このような状況下では、確実にアタリを取って釣るような釣り方ではなく、空アワセを兼ねた誘いを頻繁に入れて、空アワセで掛かるのも止むを得ないというイメージの釣りをせざるを得ないです。

船の動きが速いので、底でのステイも短め(2、3秒くらい)にします。

底で仕掛けを長めに置いてしまうのは、根掛かりやオマツリの原因になってしまいますので、NGですね。

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第2海堡周りでは、エビ餌のスズキ船やマゴチ船が操業していました。これらの船では、フグに餌を齧られることが多いなんてコトを聞きますが、肝心のフグ船ではアタリが少なかったりして・・・??


1流し目から、船中ではフグの型を見たとのアナウンスがありますが、私の周りでは、釣れている気配はありません。


2流し目・・・・上下の誘いを繰り返していると、誘い上げた竿先がガツンと止められて、ヒットっ!

取り込んだのは、中サイズのアカメふぐ。

アタリを感知することなく、空アワセの誘いで掛けたものですが、そういう釣りをしているんですから、ショウガナイですね。

まずはボウズを逃れて、ホッと一息です。

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1尾目は、24cmのアカメふぐ(ヒガンフグ)でした。


少し間が空いて、今度は、アタリを感知して掛けたのは、ショウサイフグでした。

アタリを感知したと言っても、半信半疑という感じでしたね。

今回の状況では、確信あるアタリを取るのは無理だったように思います。


しばらくして、空アワセの誘いで、2尾目のショウサイフグをキャッチ。

これで、最初のアカメと合わせて、3尾目・・・・まずまずのペースですね。

この調子で、ポツリポツリと釣れ続いてくれれば、ツ抜けもできるかな?・・・・なんて、欲深いことを考えると、ロクな結果にはならないんですよねぇ・・・。

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こちらは、ショウサイフグです。23cmの食べ頃サイズです。


その後、餌を齧られたのが2回くらいありましたが、残念ながら掛けられず。

アタリを感知できず、空アワセのタイミングが合えば掛かるような釣りですから、掛けられないことがあるのもショウガナイですね。

この辺は、運の領域のように思います。


船中でも、誰かがたまにヒットさせる程度のペースでしょうか。

フグの魚影はそれほど濃くはない印象ですね。

第2海堡周辺は、しばらくの期間、攻め続けたポイントでしょうから、根に付くアカメはかなり釣ってしまったでしょうし、ショウサイも補充が利いていないということなのでしょう。


10時半頃になって、公大船長から、「ちょっと走っていきます」とのアナウンスが出され、大貫沖に移動となりました。

風は相変わらず強めに吹いていますし、多少は風陰になるであろう大貫沖への転戦は歓迎でしたね。

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久しぶりの大貫沖です。大貫沖は釣り場も広く、ポテンシャルも感じられて、やっぱりイイですね。


大貫沖では、アンカーを入れての釣りになりました。

潮は速めで、8号のオモリで、何とか止められるかどうかという感じですね。

しばらくして、ナツメ型のオモリから、速潮に効くという、同じ号数の丸型のオモリに替えてみましたが、確かに、仕掛けを止めやすくなったように感じました。

これまで、何回か、丸型オモリを試してみたのですが、ここまでナツメ型との違いを実感できたのは初めてです。(微妙な違いですが・・・)

でも、なぜか、丸型のオモリとの相性が悪いようで、肝心のフグが釣れてくれないんですよねぇ~。(苦笑)


大貫沖でも、船中ではすぐにフグの型は出ましたが、単発的で、全員に回るような状況ではありません。

ただ、アンカーを入れているので船は安定していますし、底の形状も平らなので、風はやや強めでも、アタリは確実に感知できる条件になっていますね。


私は、しばらく沈黙でしたが、ようやくアタリが訪れてくれて、ヒット~!

「まずまずのサイズのフグかな」とか思いながら、リーリングしてきましたが・・・

水面下に姿を見せたのは・・・・・小型のシャ~クっ。

ホント、がっくりポンですわぁ~。

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公大船長は、アタリが出ないと見るや、すぐに移動を繰り返してくれますが、なかなか連発するような場所には当たりませんねぇ~。

フグが各所に散っているのか、それとも、食いが渋いのか・・・


少し広めに探ってみようかと、オモリを重くして(8号→12号)、キャストして釣ってみたりもしますが、アタリを出せませんねぇ~。

気分転換に、オモリの色を替えてみたりもしますが、ダメですね。


何時、貴重なフグのアタリが到来するかもしれないので、集中力を切らさずに釣っているつもりではありますが、2時間、3時間とアタリが訪れないと、さすがに釣りも雑になってしまっているような気もします。

1尾でも釣れてくれれば、気力も戻るのですが、アタリも全く出せない状況ですしねぇ~。

そのうちに、干潮の潮止まりの時間帯になり、その後は上げ潮が流れてきた感触もありましたが、潮尻になってしまい、ポジション的には厳しくなってしまいました。


結局、ほぼ定刻の14:30まで釣って、大貫沖では追釣できずに、沖上がりとなってしまいました。(ガクッ)

大貫沖に移動してからは、アタリも出せなかったかなぁ~。

1回くらい餌を齧られたような気もするけど、放心状態で記憶も曖昧です。(大袈裟っ)


そんなワケで、釣果は、ショウサイフグ 2尾、アカメふぐ 1尾の計3尾。

外道は、サメ1尾。

船中釣果は、0~5尾とのことでした。

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今回の釣果です。ちょっと寂しいですねぇ~。


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フグ3尾は、この唐揚げになりました。やっぱり、寂しいですね。(トホホ~)


今回は、ヤラレちゃいましたねぇ~。

厳しい時期だから、3尾釣れただけでも、良しとしなくちゃいけないかな。

でも、大貫沖で釣れなかったのは、悔しいなぁ~。


また、チャレンジしなくちゃいけませんね。


〈釣行メモ〉 (2016年3月12日(土) フグ釣り 於:浦安「吉野屋」)

【潮 汐】 満潮6:40、干潮12:55(中潮)
【潮 色】 やや澄み
【天 候】 〔天気〕くもり、 〔風〕北東9mくらい → 7mくらい
【釣り場】 第2海堡周辺(水深10~20mくらい) → 大貫沖(水深15m前後)
【釣り座】 右舷トモ2番(乗船者11名)
【タックル】〔竿〕伝助君作のフグ竿、〔リール〕アルデバラン51(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】カットウ仕掛けオンリー、オモリ8~12号。
【釣 果】 ショウサイフグ 2尾(20~23cm)、アカメふぐ(ヒガンフグ) 1尾(24cm)の計3尾
【船中釣果】0~5尾


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シロギス釣りで胴突き仕掛けを使う時は、もっぱら湾フグ竿を使っています。

数年前に胴突き仕掛けを使い始めた頃は、食い込みの良さを意識して、軟調の竿を使ったりもしたのですが、『釣れちゃった』系の釣りになってしまう感触で、ワタシ的には釣趣に欠けるように感じてしまいました。

その後、胴突き仕掛けでの実釣を重ねるうちに、私なりの釣りスタイルが見えてきて、試してみたのが湾フグ竿。

これは、ファーストアタックのアタリを取ることを意図して使ってみたのですが、思っていた以上に感触が良好で、一度使ってからは、ずっと使い続けてしまっています。


湾フグ竿は穂先が鋭敏な極先調子で、アタリを取って、アワせて掛けることに関しては優れています。

一方、柔軟性には欠けるので、食い込みが悪いのではないかとか、竿がアタリを弾いてしまうような感触が出てしまうのではないかとか、実戦面での心配もあったのですが、結果的には、そんな心配は全く不要でしたね。

釣り方として、穂先にラインテンションを掛けない(ゼロテンション)で、最初に出る小さめのアタリを取るので、アタリを弾くような感触は全くありません。

ただ、産卵期の浅場での大型狙いの釣りで、向こうアワセで針を飲み込ませてしまうような釣りにも対応できるのかとか、大型を掛けた時に竿の柔軟性が乏しいことによるバラシの心配は無いのかなどは、まだ試行不足なので、これは今後、感触を確認していきたいと思っています。


湾フグ竿も、長さの異なる2種類を使ってみましたが、長めの竿(1.9m)の方が、仕掛けを動かす(位置を変える)時のストロークが長く取れるとか、ステイ時にゼロテンションを保ちやすい(船の動きに対処しやすいということ)とか、キャストの飛距離が出るとかの長所があって、使い勝手が良いですね。


そんなこともあって、予備的に長めのフグ竿をもう1本買っておこうかと、先日、東京下町の釣具屋に行ってみました。

お目当てのフグ竿はびっくりぽんの安価で売っていたのですが、たまたま、その隣に並んでいた別の竿の方が気になってしまいまして・・・。

でも、値段がお高い。

それと、長さが5cm短い・・・


アレコレと悩んだ末、結局は値段の高い方の竿を買ってしまいました。

その竿は・・・ ↓ ↓

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シマノの「ライトゲーム Cl4 アレグロ 91 SS185」です。

185cmですから、お目当ての190cmより5cm短いのがどうなのか?

湾フグ専用竿ではありませんが、「湾フグ最適モデル」と書いてありますね。

私の感覚では、穂先は細く鋭敏そうですが、穂先部がちょっと長めで、湾フグ竿にしては少しスローテーパーかもしれません。

でも、その辺がシロギス用には良さげに見えました。


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胴~元の部分はかなり細いです。

でも、張りは強いですね。

そのスリム感のあるフォルムが格好良くて、それが一番の決め手になったような。

それで釣れるってコトはないでしょうけど。


さあ、実釣での感触はどうかな?

使ってみるのが楽しみです。


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3月5日(土)は、S久間さんとの同行で、葛西橋の荒川屋からシロギス釣行でした。


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荒川屋さんは久しぶりでしたね。今回は、ちょっと目的があって、シロギスの食材を調達したかったのですが、先週、当宿から釣行したS久間さんから、「良型揃い!」との情報を貰ったこともあって、荒川屋さんからの釣行することにしました。根岸丸の勇樹船長はバケーション中ですしね。


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S久間さんは、ステラを新調して、ウキウキ気分の様子でした。リールによって、シロギスの食いが変わることはないと思うんだけどなぁ~。(笑)


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今回は、胴突きの釣りで、長短2本のフグ竿(190cmと175cm)を使い比べてみることにしました。結果は、長いストロークが取れる操作性や、キャストの飛距離等で、圧倒的に長い竿の方が使い勝手が良かったです。これで、短い方の竿をシロギスの胴突きの釣りで使うことはないと思います。


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釣り場は、中の瀬の上手のエリアでした。水深は20~25mくらいでしたね。


さて、実釣開始です。

今回は、潮が緩そうなタイドグラフなので、胴突き仕掛けで通すつもりでいました。

胴突き仕掛けも、ハリスや捨て糸の長短を使い比べてみたいと思っていましたが、まずは、ハリス長30cm & 捨て糸10cmの2本針仕掛けで始めてみます。


開始早々から、シロギスの食いは良好で、ほぼ空振りの投入は無いくらいに釣れてくれます。

ゼロテンションで小さなアタリを感知するような釣りをイメージして、アタリも明確に出てくれることが多いので、潮も流れているのでしょう。

1流し目でツ抜けをクリアして、快調なスタートが切れましたね。


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この日は、土曜日にもかかわらず、乗船者は5人だけでした。釣り座は、S久間さんと左右のミヨシに並ぶことにしましたよ。


最初の流しは好調だったのですが、2流し目以降は、一気にペースが落ちてきちゃいました。

アタリが明確に出るようなことも少なくなって、食いも渋くなってきた感触です。

恐らく、潮が流れなくなってきているということなのでしょう。


微かなアタリですぐに聞き上げに行くと、針掛かりしなかったり、バラしてしまうことも多くなってきたので、アタリを感知してから、僅かに間を入れてから、アワセに行くような対応を増やしてみます。

それで、ポツリポツリってところですかねぇ~。

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S久間さんは、得意のマイナステンションの釣りを織り混ぜて、まずまず快調なペースで釣っているようです。20cm超の良サイズが釣れる毎に、「これはデカい!」と声を発するので、気が散ってショウガナイです。(笑)


干潮時刻を過ぎて、上げ潮の時間帯に入っても、潮の動きは無いようで、難しい食いが続いています。

ハリス長が短め(30cm)でも、潮がなくハリスの張りが緩んでいるのか、それとも、魚の動きが緩慢なのか、アタリは微小で、ほとんど気配みたいなアタリであるとか、全くアタリを感知できないことも少なくありません。

見逃しているアタリもありそうなので、アタリを感知してから、あまり間を入れずに聞きアワセにいくような釣り方に変えてみますが、それでバラシが多発するということもないので、これはこれでOKなのでしょう。

魚の気配を感じても、餌を食い込まないような感触がある時があったので、そんな時は、ラインを送るような誘いを入れたり、小突き気味の誘いを入れてから止めるようなアクションを入れたりして、食い込みを促すようなイメージの釣りをしてみて、まずまずの効果を感じたような。

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もう、赤クラゲが出てきていました。ちょっと早いような気がするんだけど、どうなのかな?

食いは渋めの状況ながらも、ちょうど正午頃に、釣果は50尾に達して、まずまずのペースですね。

シロギスのサイズも、20cm級の良サイズがかなり入って、悪くはない印象ですし (「良型揃いっ!」ってほどではありませんが・・・・S久間さん、ちょっと大袈裟なんですよ~(笑)) 、渋めの状況を攻略するのも釣趣があって楽しいです。


ただ、後半に入っても、上げ潮は一向に流れる気配はなく、船の動きも緩慢な状況が続いています。

シロギスの食いも引き続き渋めに感じますが、それでも、シロギスが固まっているようなところに船が入ると、バタバタっと連発することもあります。

左舷の私が連発している時に右舷のS久間さんは沈黙、反対に、S久間さんが連発している時に私にアタリが訪れなかったりということもあったりしたので、シロギスの群れは割りと小さめだったのかもしれませんね。

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28cmのマコガレイが釣れました。嬉しい外道ですね。

終盤も渋難しい状況は変わらず、ちょっとスランプ気味の流しもあって、釣果は思うようには伸ばせません。

捨て糸を長め(20cm)にしてみて、スランプ状況は脱したように感じましたが、この策が効を奏したという確信はないかな。


14時に沖上がりとなって、最終釣果は、13~23cmの70尾になりました。

外道は、前記のマコガレイ1枚に、パックンチョ、メゴチが少々。

船中釣果は、25~70尾とのことでした。


S久間さんは61尾の釣果とのことでしたが、途中はもっと差が開いていたと思うので、終盤にかなり追い上げられてしまいましたね。

S久間さんはシロギス釣りを本格的に再開して、まだ1シーズンしか経っていませんが、段々と釣果を伸ばしてきて、油断できない存在になってきていますね。

でも、まだ負けるワケにはいきませんよ~。(ヒヒッ)


〈釣行メモ〉 (3月5日(土) シロギス釣り 於:葛西橋「荒川屋」)

【潮 汐】 干潮8:39、満潮13:35(中潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕くもり後晴れ 〔風〕北東6m → 4mくらい
【釣り場】中の瀬(水深20~25mくらい)
【釣り座】 左舷ミヨシ(乗船者5名)
【タックル】<長竿>〔竿〕アルファタックル夢人comono湾フグ190、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
 <短竿>〔竿〕メタリア湾フグ175、〔リール〕アルデバラン51(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】 胴突き2本針仕掛け(ハリス1号、30cm 、捨て糸10cm、針キスSP 8号)をメインに使用。オモリ15号 。
【釣 果】 シロギス 70尾(13~23cm)
【船中釣果】 25~70尾


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