KOBIさんの江戸前釣り雑記

カテゴリ: フグ釣り雑記

フグの交雑種の話題です。


昨年の釣り納めの根岸丸シロギス釣行で、明らかなハイブリッドフグが釣れたんです。

釣ったのは私ではなく、M仙人なんですけどね。

釣り場は中ノ瀬です。


M仙人がトラフグを釣ったというので、頂きに行ったところ、その姿を見て、オオッ!?

一見、トラフグなのですが、トラフグにはない特徴を見つけて、これはハイブリッドフグであることを確信しました。

そのフグは・・・

 ↓ ↓

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一見、トラフグ独特の大きな黒紋もあって、トラフグに見えますが、側面に黄色の線があるのがトラフグにない特徴なんです。


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この画像だと、側面の黄色の線が判りやすいですね。

顔付きもトラフグとは少し違う?

腹に小棘はあったのですが、トラフグにしては棘が小さい(短い)ような気もしました。

側面に黄色の線があるフグはショウサイフグとか、マフグ、コモンフグあたりですから、それらのフグとのハイブリッド?


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背の模様は、ショウサイフグに似ていました。

コモンフグの模様とは違いましたが、マフグもショウサイフグに模様が似ているので、ショウサイフグの模様とは断定できませんが、私の予想では、トラフグとショウサイフグのハイブリッドではないかと。

でも、トラフグとショウサイフグは産卵期が微妙に異なるので、交雑が生じるのかという疑問もあります。

いずれにしても、ハイブリッドフグであるのは間違いないですね。

前回、丸裕で8尾のトラフグを釣って、その中に体の模様が違うものがありましたが、それは他のフグの特徴を明確に有しておらず、単なる個体差だったように思っていますが、今回のは確定的です。


ハイブリッドフグはどの部位に毒性があるのかが不明なので、基本的には食べるのはNG。

なので、今回のフグもリリースしましたが、このような食べられないフグが増えてくるようだと、少し深刻な問題になりますね。

最近、太平洋側で増えているというショウサイフグとゴマフグのハイブリッドは海水温の上昇により、主に日本海側に生息していたゴマフグが津軽海峡を経由して太平洋側にも生息域を広げてきたことによって、ショウサイフグとの交雑が生じたと推測されていますが、東京湾でのトラフグのハイブリッドは何で生じたのでしょうか?

ここ数年、東京湾の金谷沖や久里浜沖でトラフグが釣れ盛ったり、大貫沖や湾奥のショウサイフグの生息エリアでもトラフグが釣れることが珍しくなくなってきたり、東京湾でトラフグが増えているのは明確です。

この原因は海水温の上昇によるもの?

それとも違う原因がある?

以前、神奈川県の水産技術センターというところが、東京湾や相模湾にトラフグの種苗放流を行っていて、私も2回、タグの付いた放流魚のトラフグを釣ったことがあります。

今もこの種苗放流は行われているのでしょうか?

ハイブリッドフグの発生だけではなく、獰猛な性質で他の魚(ショウサイフグも)を駆逐してしまう可能性のあるトラフグをむやみやたらに放流するのはかなり危険なことのように思います。

本来、その海域に生息していない魚種を放流するならば、その辺の検証を十分に行った上で実施すべきですね。

愚かな過ちは繰り返してはいけません。

この週末は釣りに行かなかったので、たまには、釣り道具の話題でも・・・

東京湾のフグ釣り用のPEラインの話です。


フグ釣り用のベイトリールのミチイトには、10m毎に色が変わったり、1m毎にマーキングがされている船釣り用のPEラインではなく、ゲームフィッシング用の(?)単色のPEラインを使っています。

その理由は、ラインの色の変化やマーキングで邪念が入るのを排除するためとか、明るいカラーの単色でラインを判別しやすくするためかな。

そもそも、湾フグ釣りでは、ラインのマーキングとかは不要ですし、何となく、単色のラインの方がオシャレでしょ。(笑)


PEラインのカラーは、イエローを使っています。

これは、海上ではイエローが最も判別しやすい色だと聞いたことがあるからなのですが、確かに、ラインはよく見えて、キャストした時のラインの出方とかは明確に判りますね。(これって、周りに迷惑を掛けないように釣るために、結構大事なことですよね)


自分のラインを判別しやすいといえば、先日のフグ釣行で、珍しい出来事がありました。

根掛かりが多いポイントで、底で何かを引っ掛けたと思ったら、それが高切れしたイエローのラインで・・・「イエローのラインを使っている奴が高切れしたんだなぁ~」とか思いながら、それを回収して、付いている仕掛けをよく見てみたら、それが、ちょっと前に自分が根掛かりでロストした仕掛けでして・・・

自分がロストした仕掛けを自分が回収したという、たわいもない話ではありますが、よくもまあ、20人以上も乗っている船の胴の間釣り座で、そんなことができたなぁ~などと、少し感心したりもしたような・・・。(笑)



さて、今回、フグ釣り用のリールのPEラインを巻き替えました。

これまで、デュエル社の『Xワイヤー』というPEラインを使っていたんですが・・・・このXワイヤーの旧モデルがかなり強度があって、それが気に入っていたのですが、現行モデルになってから、フツーのPE素材になってしまったのか、特段の強さを感じなくなってしまったので、今回は違うメーカーのラインを巻いてみました。


それと、ラインの号数も、0.6号から0.8号に戻しました。

これは、最近、根掛かりの多い場所で釣っていて、0.6号では対応できないケースがあったからなんです。

私は、根掛かりの多い場所では、根掛かりした時にカットウのハリスが切れてくれるような仕掛けを使うことがあるのですが、その仕掛けを使っても、0.6号だとラインが切れてしまうケースが何度か起きてしまったんですよね。

0.8号を使っていた時は、そういうことは起きなかったので、0.6号では強度不足ではないかと判断したんです。


そんな理由で、メインリールのミチイトは0.8号にして、0.6号はサブのリールに巻いて、速潮時とかに限定的に使うことにしました。


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今回は、このラインを巻きました。

よつあみの8本組みの0.8号です。

よつあみは、釣具屋さんの店員さんからの評価も高いメーカーですね。


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カラーは、ライトグリーンの単色です。

カラーにイエローがなかったのと、釣り仲間のKON-CHANが、「グリーンも見やすい」と言っていたので、この色にしてみました。


それと、今回、このPEラインを巻いてみて、Xワイヤーの0.6号と太さがあまり違わないことに気が付きました。

これで、強度が違うということになれば、よつあみのPEラインは評判通りに優秀だということになりますね。

どうなのかなぁ~・・・・使ってみるのが楽しみですよ。



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野毛屋の健船長が、早潮時に推奨する丸型オモリ・・・・マイこだわりのカラー塗装をしましたよ。


丸型オモリは、前回の釣行で初めて使ってみたのですが、その時は効果を確認できるほど潮が早くなかったので、ワタシ的には未検証なんですが・・・。


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タングステンシンカーの28g・・・8号相当です。

タングステンは鉛と比べると比重が高いので、同重量でも、かなり小さいサイズになります。

ということは、潮流の影響も小さいので、より軽いオモリを使えるということですね。


これで釣果倍増!?・・・・実際には、そんなコトはありませんね。(笑)

小さいということは、夜光やら蛍光やらのカラー塗装をしても、アピール力は弱まるでしょうしね。

健船長は、小さいので、フグの警戒感を弱めるのでメリットがあると言っていますが・・・。

この辺はどうなんでしょうね?

小さいので、よりアタリが出やすくなるとか、より軽いオモリを使えるというメリットはあると思っていますが・・・。


デメリットは、値段が高いこと。

1個400円くらいはします。

なので、根掛かりや、大型エイ、サメを掛けてロストしてしまうと、ショック大ですね~。


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こんな感じで塗装してます。

糸が通る穴には、塗料が入り込まないように、爪楊枝を差しています。


塗装の工程は、

(1) 白色の金属用塗料を下塗り

(2) 夜光や蛍光塗料を塗る

(3) アワビシートのナチュラルカラー(クリヤ)を貼る

(4) クリヤー上塗り用の合成樹脂塗料を3回くらい重ね塗りする

こんな感じです。


アワビシートを貼るのは集魚効果を期待するというより、塗料の剥げ落ち防止やマイオリジナル性を出すためですね。


好みのカラーは、夜光のレモンイエローです。

あとは、夜光オレンジ、夜光グリーン、蛍光レッド、蛍光ホワイトというところかな。

それと、反対にフグに警戒心を与えないという意図で、艶消しブラックも持参していますが、あまり使わないですね。


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これは、私の湾フグ用タングステンオモリのコレクションです。

左が21g(6号相当)、右が28g(8号相当)ですよ。

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今回の釣行(2/20)の釣行で、タグ付のトラフグ(26.5cm)が釣れたので、早速、神奈川県水産技術センターに捕獲の連絡を入れました。

後刻、丁寧なお礼の返信を頂戴しましたが、その返信によれば、「再捕されました標識魚は、平成22年6月30日に横浜市白帆岸壁、横須賀市安浦漁港及び走水漁港で放流(各4,000尾)した種苗です。放流したときの平均全長は76mmでした。」とのこと。

昨年6月末に8cm弱だったトラフグが、約8ヶ月の間に、自然界で、26.5cmまで成長したということなんですね。


2年前にタグ付のトラフグ(22cm)を釣ったのも、やはり2月のことでしたが、そのトラフグも前年7月に約8cmの大きさで放流したものとのことでした。

放流時期も、捕獲時期も、放流時の大きさもほぼ同様なにに、トラフグのサイズは、今回が26.5cmで、前回が22cm・・・・トラフグの成長も、バラツキがあるんですねぇ・・・


タグ付のトラフグが釣れた時は、コチラへ連絡を⇒⇒⇒⇒神奈川県水産技術センター 栽培技術部 (℡:046-882-2314)

後日、記念品が送られてくるかも?

記念品は何かって?・・・・・ヒ・ミ・ツですよ~(笑)


シマノ社から、湾フグ竿が発売になりました。

「ベイゲーム 湾フグ180」という竿です。
              
http://fishing.shimano.co.jp/cat/detail.asp?k=100738

どんな竿なんだろう??・・・・・ちょっと見てみたくて、昨日、職場に近い釣具屋に問い合わせたら、まだ未入荷とのことでした。

カタログ数値では、先径0.8mmだそうで、個人的には、もう少し細い方がイイかなと・・・・・でも、現物を見てみないと何とも言えません。

穂先だけ交換可能な3ピース仕様になっているとか・・・・・これは、マッチョシゲさんみたいに、何度も穂先を折っちゃう人にはイイでしょうね・・・・・でも、マッチョシゲさん愛用のサクラのフグ竿も3ピースでしたね・・・(笑)

レモンイエローのデザインは、かなり目立つかな?・・・・・できれば、穂先の色をレモンイエローにして欲しかったかなぁ~・・・・・レモンイエローが視覚的に最も見やすいらしいです(K牧師匠談)

どっちにしても、買わないとは思いますけど・・・・・私には、愛竿=伝助君作のフグ竿がありますから・・・

でも、見てみて、気に入ったら、予備竿として買っちゃうかも・・・(笑)


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