KOBIさんの江戸前釣り雑記

カテゴリ: イイダコ釣り

一昨日(9/23)は、富津の「川崎丸」から、単身、イイダコ釣行でした。


当日は秋分の日で、会社も休みでしたが、夕方から札幌出張に出発しなければならない事情がありまして・・・・こんな時にピッタリの釣り物は、富津のイイダコ!

午前中一杯の釣りですし、釣ったイイダコは、そのまま冷凍保存が可能ですから、帰宅してから、すぐに出掛けることができますからねぇ~。


しかし・・・・・今回は、イイダコ釣りには条件が悪そうだったんですよねぇ~

前々日に台風15号が関東を直撃して、東京湾内は風速30m以上の強風が吹きましたし、かなりの雨も降った様子で、今回は、底荒れ&雨水流入というイイダコ釣りでは最悪な条件が揃ってしまったというところです。


そんなワケで、今回は渋い釣りは覚悟の釣行になりましたね。

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乗船者は、女性や子供を含め、12名でした。私は、前日の飲み会でちょっと飲み過ぎちゃって、ギリギリの船宿到着にもかかわらず、左舷のミヨシに釣り座を頂きましたよ。

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まずは、港前の釣り場でスタートしました。水深は3mくらいでした。水色はやや濁り気味ではありましたが、それ程に底荒れを感じるような気配もなかったような・・・・でも、釣ってみないとワカラナイですからねぇ~。

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  擬似ラッキョウを付けたイイダコテンヤです。2本竿手持ちのいつものスタイルで釣りましたよ。


釣り開始直後は、船中、イイダコの乗りはなく、沈黙のスタートです・・・・やっぱり底荒れかな?


20分程した頃・・・・乗りを取る小突き動作の中で、微妙な乗りを感じて、アワセを入れると、竿にイイダコ独特の重みが乗りました・・・・初物ゲットです!(ホッ)

これが、船中でも1杯目のイイダコだったようで、船長から、「今、1杯乗りましたよ」とのアナウンスが出されます。


そして、その後は、ポツリポツリと乗りがあって、スローペースながらも釣果は少しずつ増えていきます。

1杯目を釣ってから、30分チョイくらいでツ抜けをクリア・・・・感覚的には渋めの乗りですが、このペースで釣れるなら、期待以上の釣れっぷりってところですかねぇ・・・。

船長からも、「干潮が7時頃で、今はまだ潮の動きも緩慢ですが、もう少しすれば、上げ潮が動き始めるでしょうから、これからさらに乗りが上向くかもしれません。」とのアナウンスがあって、期待感も高まります。

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イイダコです。型はやや小型~中型が主体でした。今年は、例年と比べるとイイダコの成長が遅れているとのことでしたよ。

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          富津の僚船・・・・先日、釣友の塩ちゃんが乗った浜新丸です。


その後は、ちょっと北側の釣り場を攻めたりもしましたが、やはりイイダコの乗りはポツリポツリってところです。

それでも、8時頃までには20杯チョイくらいまで釣れて、このペースなら、50杯超はクリアできそうな感じですね。

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時刻は8時を回って、そろそろ上げ潮がイイ感じで流れ始めました・・・

船長も、メインポイントに船を移動させて、これから、さらなる釣果アップを狙います!・・・・と、思ったら・・・


潮は流れ始めたんだけど、上手から、台風で流れ出たのであろう相当量のゴミが海面を漂って押し寄せてきて・・・・それと同時に、潮も雨水混じり独特の水色に変わってきて、イイダコの乗りは前半よりも渋くなっちゃいました。

イイダコは真水を嫌いますから、雨水が大量に入り込んだ状況になっちゃうと、極端に活性が下がっちゃいますね。


船長も、小移動を繰り返して、丹念にイイダコの寄り場を探ってくれますが、イイダコはたまに釣れる程度です。

周辺で操業している僚船の様子を覗ってみても、イイダコが釣れている光景はほとんど見られません。


結局、9時以降は、1時間に3杯くらい釣るのがやっとのペースになってしまって、釣果は全く伸びないまま、納竿となりました。


私の最終釣果は、中小型のイイダコ 34杯でした。

船中釣果は、2~34杯とのことでしたが、次頭で22杯釣ったのは中学1年の男の子ということで、これは見事な釣果だったかもしれませんね。

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            今回の釣果です


今回は、台風通過直後の釣行で、苦戦は予想していましたが、ホント、予想通りになってしまいました。

前半はポツポツと釣れてくれたんで、ちょっと期待しちゃったんですが、その後、ゴミと一緒に雨水が押し寄せてきてからは、バッタリと乗らなくなっちゃいましたね。

後半は、渋い状況の中で、潮尻のポジションになってしまったので、余計に釣れなかったということもあったかもしれません。

イイダコの活性があれば、釣り座に関係なく釣れることが多いんですが、これだけ渋ってしまうと、やっぱり釣り座も影響しちゃうかな・・・。


今回は貧果に終わってしまいましたが、次回は条件の良さそうな日を選んで、再挑戦ですねっ!

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帰港後の川崎丸です。当日は午後船の出船予定もあって、午前船後半の乗り渋りで、船長も気が重いようなコトを言っていましたが、午後は潮況も良くなって、まずまず釣れたそうです。


よろしければ、コチラも御覧くださいまし ⇒ びーこさんのブログ 「イイダコ釣行記事」


〈釣行メモ〉 (2011年9月23日(祝) イイダコ釣り 於:川崎丸)

【潮 汐】 干潮7:50 (若潮)
【潮 色】 やや濁り ⇒ 真水濁り
【天 候】 〔天気〕くもり 〔風〕北東5m⇒9mくらい
【釣り場】 富津沖(水深3~5mくらい)
【釣り座】 左舷ミヨシ (乗船者12名)
【タックル】〔竿〕シマノ社の筏竿「青波巧 硬調180」2本 〔リール〕リョービ社 チヌテック(レフト&ライトハンドル)〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】 ダミーラッキョウのテンヤ6号
【釣 果】 イイダコ 34杯(小~中型)
【船中釣果】2~34杯


11/7(日)は、船橋の「鈴美丸」から、イイダコ釣行でした。

今期2回目の鈴美丸イイダコ釣行は、「鈴美丸イイダコ王座決定戦」?・・・・・3日前に、鈴美丸の船長を囲む夜の会合(単なる飲み会でしたが、これが楽しかったんだなぁ~)が催されまして、これに参加したBrookさん、しゃちょう、はまちゃん、みーさん、私で、「日曜のイイダコ釣りは鈴美丸常連のイイダコ釣りチャンピオンを決める戦いだ~!」などと、盛り上がっちゃいまして・・・。(みーさんは日曜は参加できないので、後日、別な決戦に挑むとか…)

決戦とはいっても、大らかというか、イイ加減というか、いつも以上に和気藹々の船上でありまして・・・・しかし、皆さん、釣る気は満々!?・・・・私も初代王座の栄冠(?)を獲得すべく、かなりモチベーションを高めて、臨みましたよ~。

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今回の乗船者は、Brookさん、しゃちょう、はまちゃん、しゃちょうのお友達のオクチャンさん父娘と、もう一組のご家族3名の方々でした。王座決定戦参加者の4名は左舷に並ぶことになりましたよ。


釣り座は、鈴美丸ルールで、予約の順番で決めることに・・・・年間予約のはまちゃんは胴の間(トモ2番)、予約1番のしゃちょうも胴の間(ミヨシ2番)を選択して(フツーは四隅を選ぶと思うんですが、その辺が大らかなところです)、私はトモに入らせてもらうことにして、残りの釣り座のミヨシはBrookさんということになりました。

船は定刻8時ちょっと前に出船~・・・・目指す釣り場は、盤洲沖です。

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アクアライン下をくぐって、もう釣り場はすぐ近くです。天気は曇天&弱風の絶好のコンディション。ここ数日、凪が続いていたようなので、イイダコ釣りには絶好の条件でしたね。


さぁ、実釣スタートです。

私は、いつも通りの2本竿に、ダミーラッキョウ装着のテンヤ仕掛けで始めてみます。私以外のメンバーも2本竿ですが、スッテ仕掛けでのスタートです。


1流し目から、私以外の方々が順次、イイダコを乗せて、イイ感じですのようです!・・・・・でも、私には乗りません・・・・・「やっぱり、スッテがイイの~?」

しかし・・・船長から、竿上げのアナウンスが出て、1本の竿を巻き上げ、次にもう片方の竿を巻き上げたら・・・・グニャ!・・・んん?・・・・ありゃま、イイダコが乗ってました~・・・・ラッキ~!で、ボウズ脱出~(笑)

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まずは、テンヤ仕掛けで始めてみました。今回も、できればテンヤで釣りたいとは思っていましたが、前回の釣行で、明らかに『スッテ優勢、テンヤ劣勢』の時間帯があったので、テンヤ不調なら、すぐにスッテに替えるつもりでいましたよ。


2流し目・・・・スッテの方々も好調維持の様子ですが、私のテンヤにも好調に乗ってくれるようになりました~(ホッ)

連釣もあって、一気にペースアップって感じかな・・・・潮向きは下げ潮で、風は弱い北風で船は北方向を向いていますから、私の釣り座は潮先で有利な釣り座のハズ・・・・お隣で釣る、はまちゃんが快調なペースで飛ばしていますし、ここは集中して釣らなきゃいけません!


しゃちょうは、スタート直後は快調な様子でしたが、その後は『?』・・・・早くも、ボヤキが聞こえてくるような・・・遠慮のない、はまちゃんの釣りにアオられ気味かなぁ~(笑)

Brookさんは、リールのトラブルもあったようで、こちらも苦戦気味ですかねぇ~・・・・前半は、潮尻でキビしそうな条件なので、後半に期待ですね。

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手前から、はまちゃん、しゃちょう、Brookさんです・・・・初代イイダコ王座を狙って、全員、ヤル気満々!・・・・そうでもないかな?(笑)


実釣を開始して、1時間チョイが経過して、20杯近く釣れたかな。

テンヤでもまぁまぁの乗りがありますが、ちょっとモドカシイ感触もあるような・・・・・はまちゃんの釣れっぷりを見ていると、何となくスッテの方が良さそうかも・・・

そんな気がして、ここで、スッテ仕掛けに替えてみることにします。


とりあえず、前回、感触が良かった大きめの布スッテ(2~2.5号)を付けた仕掛けで釣ってみますと・・・

即座にイイダコの乗りがあって、「やっぱり、スッテ~!?」

しかし、その後はポツリポツリのペース・・・・スッテも何種か代えてみたりもしますが、これといった当たりスッテも見つからないような・・・・この時間帯は、テンヤとは、それ程の差はないかなぁ~。

スッテは、底の貝殻や根とかも拾ってしまうので、イイダコの乗りなのか、底の根なのかの区別が紛らわしいですし、掛け損じやバラシもたまにあって、その辺はテンヤよりもマイナスですね。その点、テンヤは、小突きの誘いの中で、イイダコの乗りが確実に判りますし、掛け損じも少ない気がします。しかし、スッテは、多少の掛け損じが出ても、それを補って余りあるくらいの乗りがある時もあって、どちらを使うかは、その時々の判断かな・・・・正直、迷っちゃうことがありますね。

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スッテ仕掛けです。後半は、この4cmのシンキングタイプのスッテが良好な感触でした。特に、上のピンクのスッテが良かったような…。オモリはイイダコが抱きつかないように、黒色のオモリを使っています。仕掛けは、私は中通し式でやってみましたが、他の方々は、オモリ下に5~7cmくらいのハリスを出して、そこにスッテを繋ぐ仕掛けで釣っていましたね。


その後も、スッテ仕掛けでポツポツとイイダコが乗ってくれましたが、さすがに、11時頃の潮止まり(干潮)の頃合いは、ピタリと乗りも止まっちゃいましたね。

ここは、ちょっと休息タイムです・・・・それまで、かなり集中して釣っていましたし、「テンヤか、スッテか」、「スッテの種類はどれがイイか?」などと、あれこれと考えて、ちょっと気疲れしちゃいましたしね~。


11時半を過ぎて、上げ潮が流れ始めたのか、再び、イイダコの乗りも活発になってきたかな・・・

船の向きは変わっていないので、上げ潮になると、私の釣り座は潮尻になってしまって、後半は苦戦覚悟かもしれません。

実際、なかなかイイダコの乗りがなくて、ちょっと苦戦・・・・あえて、テンヤの仕掛けに戻して、ちょっと我慢して釣ってみたりもしますが、ダメですね~。

はまちゃんがスッテで、まずまず好調に乗せているので、再度、スッテに戻してみますが、ポツリポツリと乗りはあるものの、なかなかペースアップできません。


そのうちに、なぜか潮が淀んでしまったようで、船中総沈黙モードに突入・・・・・船長からも、「全然、船が動いてくれませんよ~」との声が聞こえてきます。

確かに、船の潮回り直後の入れっぱなには乗りがあっても、その後は、乗りが続かないことが多いですね。

潮が効かないと、イイダコの乗りは超~渋くなっちゃいますが、こんな時も、諦めずに小突き続けるしかないですね~・・・・でも、やっぱりメゲちゃいますよね。

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船中は、マッタリモード?・・・・午後の上げ潮がなかなか効いてくれなかったのは、ちょっと想定外でした…。


午後は、ポツリポツリの乗り程度で、イマイチ、釣果が伸びてくれず、そろそろ、沖あがりの15時が近づいてきちゃいました。

このままの状況で終わっちゃうのかなぁ~と思ったりもしていますが、この頃になって、幾らか潮も効き始めてくれたようで、活発な乗りが戻ってきてくれましたよ~

ようやくの乗り復活!・・・・それも、尻上がりに活性が上がってきている感触で、船長も定刻では、沖あがりのアナウンスを出せないようです。(これが、鈴美丸船長の流儀ですね!)


そして、30分以上も延長してくれて、ラストは好調に釣果を伸ばすことができて、フィニッシュ!


私の釣果は・・・・・「80杯くらいは釣ったかな~」と思いながら、数えてみると・・・・・な~んと、96杯も釣っていました!


はまちゃんは、79杯・・・・序盤から終始、好調なペースで釣っていたけど、後半になって、良型アジ爆釣で痛めた右腕がギブアップ状態になって、左手1本の釣りになってしまったのは残念だったなぁ~。

Brookさんは、63杯・・・・終盤、テンヤで入れ乗りの釣りで追い上げたようですが、前半のブレーキが最後まで響いてしまったようですね。

しゃちょうは、良型イシモチ66尾!・・・って、コレ、前日の釣果ですね(笑)・・・・・今回も、船上を盛り上げてくれました!(サンクス!)


そんなワケで、私が、『鈴美丸常連イイダコ王座』の栄冠に輝きました~!

優勝賞品として、はまちゃん作成の『脂ノリノリ・東京湾奥アジの干物詰め合わせセット』をゲット~!(笑)

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今回の釣果です。イイダコのサイズは中型主体で、良型も3割くらい入りました。小型はほとんど釣れませんでしたね。

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はまちゃんから頂いた『自家製・湾奥アジの干物』です。まだまだ脂ノリノリで、塩加減&干し加減もグッド!・・・・絶品の美味しさでした。


今回のイイダコ釣り、良いメンバーとともに、楽しい釣行になりましたよ。

『常連メンバーでの釣り』なんて書いちゃうと、この記事を読んでいただいた方々には、「鈴美丸は常連が仕切っているの~?」なんて勘違いされちゃうかもしれませんが、鈴美丸は本格開業してから、わずか1年くらいの新規の船宿ですから、常連さんも皆さんフレッシュで、気さくで親切な方々ばかりです。もちろん、初めてのお客さんが「ちょっとなぁ~」と思うような常連さんもいません・・・・・そんなコトは、船長が認めないでしょうからね~!

次回は、しゃちょうの提案で、12月にハゼ五目船での納会が予定されました・・・・・これも、楽しみですね!


最後に・・・・・千葉ロッテ・マリーンズ、日本一奪取!・・・・バンザ~イ! バンザ~イ!!


〈釣行メモ〉 (2010年11月7日(日) イイダコ釣り 於:鈴美丸)

【潮 汐】 干潮11:07 (大潮)
【潮 色】 やや澄み~澄み
【天 候】 〔天気〕曇り後晴れ、〔風〕北寄り3m→ほぼ無風
【釣り場】 盤洲沖(水深6mくらい)
【釣り座】 左舷大ドモ (乗船者9名)
【タックル】〔竿〕シマノ社の筏竿「青波巧 硬調180」2本 〔リール〕リョービ社 チヌテック 〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】ダミーラッキョウのテンヤ6号、マルイカスッテの半遊動仕掛け(オモリ5~6号)
【釣 果】 イイダコ 96杯(小~大型)
【船中釣果】 15~96杯




昨日(9/20)は、船橋の「鈴美丸」から、単身、イイダコ釣行でした。


この3連休の最終日、鈴美丸ではイイダコ狙いで出船とのこと・・・・・先々週、鈴美丸からのイイダコ釣行の予定が南西強風で出船取り止めになったこともあって、何とか行きたいと思っていたんですが、ちょっとした野暮用の予定も入っていて、行けるか行けないか微妙な感じで・・・

でも、何とか都合を付けて、行ってきちゃいましたよ~・・・・・大概、こういう時は、多少無理してでも、釣りを最優先しちゃうんですよね~(へへへ)


今回の鈴美丸、乗船者は私を含めて4名だけでした。それも、鈴美丸の常連さんばかりで・・・・・お馴染みのはまちゃん。それと、しゃちょうさん、Brookさんと初めてご一緒させてもらうことになりました。

釣り座は、私が右舷前、はまちゃんが右後ろ、Brookさんが左舷前、しゃちょうさんが左後ろで確定。

常連4名だけの船上で、船長も含めて、ちょっと賑やかで、楽しい釣りになりましたよ。

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船上で、アジの干物作り!?・・・・・はまちゃんが、前日、前々日に釣ったアジやイシモチを持ち込んで、朝から干物を作っていましたよ。連日乗船しているので、自宅で干物を作っている時間がないそうな・・・・そりゃそうだよね~。作った干物は同船の者に配るつもりだったようですが、私は前々日の釣行で釣ったアジで干物を作ったので、受取拒否!(笑)

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干し網に入り切れなくて、釣り座の上にも干していました・・・・今になって、少し頂いてくれば良かったかな~なんて思っています。(笑)


今年の東京湾のイイダコは『当たり年』だそうな・・・・・でも、爆釣果が出ているのは、富津出船の船だけです。富津の船は地元沖で釣っているのですが、そこには他エリアの船は入れないんです。これは、以前から続いている、お決まりのルールになっていますね。

湾奥のイイダコ船は、いつも通りに、盤洲~木更津沖を狙っているようなんですが、コチラは、今のところ、苦戦気味の釣りが続いています。これは猛暑の影響で上手の海の水温が上がり過ぎちゃっていたからかな?・・・・・ここ数日、秋らしい陽気になってきて、水温も下がってきたようですから、釣果も幾らか上昇気配ですね。でも、富津の爆釣果に比べれば、まだまだですね。

そんな状況なので、今回は、釣果はあまり期待せず、「50杯くらい釣れれば上出来かなぁ~」という気持ちで行ってきましたよ。

最近は、イイダコ釣りはあまり回数も行っていないですし、今回も2年振りの釣行でしたしね・・・


私は、富津でのイイダコ釣りは経験も長いんですが、湾奥出船は今回が2回目なんです。

湾奥出船でのイイダコ釣りの特色は、ラッキョウ餌のテンヤの釣り(最近は本物ラッキョウではなく、疑似ラッキョウを付けるところもありますね)だけじゃなくて、マルイカ用のスッテでの釣りができることですね。(富津では、スッテの釣りは禁止されています)

でも、ワタシ的には、イイダコはスッテではなく、テンヤで釣りたいなぁ~と・・・

これは、スッテの釣りをほとんど知らないというコトもあるんですが、やっぱり、イイダコ釣りは、2本竿手持ちスタイルで、テンヤでコツコツと小突いて、イイダコの乗りを取るのが面白いかと・・・

そんなワケで、今回の釣りは、疑似ラッキョウ付きのテンヤ仕掛けで釣ることにしました・・・・・でも、もしスッテが圧倒的に優位な状況なら、スッテに切り替えようかと、一応はスッテも用意して行ったんですけどね・・・・・信念がないですね~(笑)

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私のタックルです。竿は、イカダ竿2本です・・・・・ここ数年は、イカダ竿(硬調子のイカダ竿ですが、それでも軟調子過ぎるので、穂先はガイド2個分詰めています)で、釣趣優先の釣りをしています。数を釣るなら、もう少し硬目の竿の方がイイように思うのですが…。リールは、フリッピング機能付きの両軸リールです。右手で持つ竿には左手巻リール、左手の竿には右手巻リールを使っています。これは同じ2本竿手持ちのアナゴ釣りでも同様です。このスタイルだけは、イイダコやアナゴを始めた頃(もう20年以上前かな)から変わっていませんね。


さて、実釣です。

釣り場の盤洲沖(単に『盤洲』と書くのが正しいのかな?)に到着して、早速、釣り開始です・・・・ワタシ的にはイイダコ釣りでは新鮮な釣り場なので、いつものイイダコ釣りよりも、ウキウキした気分ですね~

すぐ近くで職漁船(底曳き船かな?)数隻が操業しているので、こちらは、ちょっと気になるような・・・


底をコツコツと小突きながら釣っていると、左手に持つ竿に微妙な重みが乗って、テンヤの上下の動きが止められます・・・・・んん?乗った?・・・・・一呼吸、間を入れてから、アワセを入れますと・・・・・グウィという感触で竿が曲げられます・・・・・乗りましたね~!

中サイズのイイダコをゲットで~す!

最近の状況から、釣れるかどうか不安な気持ちもあったので、開始早々から、釣れてくれたのは嬉しかったですね~!!


しかし、その後は、乗りが続かず、職漁船の操業も気になるのか、船長は、早々に、次なるポイントに移動を決断です・・・

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釣り場は、アクアライン周辺の盤洲沖でした。風は弱く、海は穏やかで、絶好のイイダコ釣り日和でしたね。


次なるポイントでも、早々にイイダコが乗ってくれて、感触良好です。

船中でも、ポツポツとイイダコが釣れ始めました。

9:20頃が干潮時刻で、ちょうど潮止まりの頃合いなので、潮も淀んでしまっていますが、ポツリポツリながらもイイダコの乗りが続いて、これから上げ潮が効き始めれば、さらに乗りも良くなるだろうとの期待感が湧いてきます。

潮も無く、風は無風状態なので、船長は、イイダコが寄っていそうな筋を引っ張り気味の操船で、丹念かつ丁寧に流してくれます。


開始後1時間チョイくらいで、17、18杯くらい釣れましたかねぇ~

予想以上の快調なペースで、潮が動き始めて、さらに活性が上がれば、ひょっとしたら、束超えも可能な勢いかな~

しかし・・・・・・

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はまちゃんです・・・・・今回は常連さんばかりですから、「コマセのオカワリを下さ~い」なんて言われる心配はありませんね。そもそも、イイダコ釣りですから、コマセも餌も使わないんですが・・・(笑)


そろそろ、上げ潮が効き始めたのか、左舷前のBrookさんは、入れ乗りペースで快調な様子です。しゃちょうさんは、ボチボチかな。はまちゃんは、スミイカに吐かれた墨を洗っています(笑)。

で、私は・・・・・全く乗りません!?!・・・・・なぜか、全然イイダコが乗らなくなってしまって、沈黙モードに入り込んでしまいました。

30分、40分・・・・・もう1時間近くも1杯も釣れないまま、時間ばかりが過ぎていって、船長からは、「KOBIさん、どうしちゃったの~」とのアナウンスが飛んできます・・・

なんでなんだろう??・・・・・仕掛け? 釣り座?・・・・・Brookさんは、スッテで好調な様子ですから、やっぱり、テンヤがダメってコトなのかなぁ~?・・・・・とりあえず、スッテを試してみることにしますか~


そんなワケで、テンヤ仕掛けからスッテ仕掛けにチェンジして、半信半疑で1本竿で釣り始めてみますと・・・・・んん?・・・・・乗りました~!・・・・・1時間振りに、イイダコをゲットです。

さらに、乗りました~!・・・・・こりゃ、絶対に仕掛けだわ~

もう1本の竿もスッテ仕掛けに替えて、2本竿で釣り始めますと、イイ感じでイイダコが乗ってくれます。そして、乗りが良さそうなスッテをチョイスして、両方の竿に装着すると、アレヨアレヨの入れ乗りペースになっちゃいましたよ~!


しっかし、テンヤがダメで、スッテで入れ乗りなんてコトがあるんですね~。

スッテでイイダコを釣るのは、今回が東京湾では初めてですが(関西の明石では何回かやったことがありましたが)、これはちょっと驚きました。

釣行前の「テンヤで釣ってこそ、イイダコ釣り」なんて気持ちは何処へやらで・・・(苦笑)


スッテの釣り方はほとんど未知でしたが、明石での釣行時は、小突いたり、シェイクして誘った後に、間を入れるような釣り方が良かったコトを思い出して、そんな釣り方で始めてみましたが、確かに、テンヤの釣りのように小突きっぱなしでは、イイダコは乗ってこないような・・・

そのうちに、あまり誘わずに、たまに小突いて乗りを確認するくらいが、最も乗りが良いような気がして、後半は、そんな釣り方を主体に、まずまず好調に釣れたかな・・・・・沖あがり後、Brookさんもこれに近いことを仰っていました。

スッテは、明石で実績があった、布巻スッテ(2号)を主体に使いましたが、まずまずの感触だったですね。

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                    はまちゃんも手持ち2本竿で釣ってますよ~


その後は、ポツポツと乗る時もあったり、間が空いてしまう時もあったり、入れ乗りの時もあったりで、釣果はボチボチと増えていきまして・・・


最終釣果は、小~大サイズのイイダコ「88杯」になりました。

船中釣果は、36~88杯。イイダコ釣り4回目と仰られていたBrookさんが81杯釣られて、私と僅差の次頭でした。

外道は、私はヒイカが1杯だけでしたが、船中で300gくらいのマダコが3杯釣れましたね。

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今回の釣果です。サイズは、小~大型の混じりでしたが、この時期にしては、良型が多かったように思いましたね。

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茹でると、こんな感じになります。今回は、20杯くらいを煮物にして、残りは、一旦茹でてから、いろいろな料理に使うことにしました。


いや~、鈴美丸のイイダコ釣りは面白かったですよ~・・・・私のテンヤの釣りが全く通用しない状況とか、スッテの釣り方とか、いろいろと新しい発見もありましたね~

ちょっと難しい時間帯もありましたが、ソレはソレで面白かったような・・・・・富津に行って爆釣果を狙うか、湾奥出船でこんな釣りをするかは、別次元のコトかと思いますが、こういうイイダコ釣りも、また一興かと思いましたね。

次回は、上手の釣り場での束超えを目標に、また鈴美丸のイイダコ船に乗りたいと思っていますよ~!


〈釣行メモ〉 (2010年9月20日(祝) イイダコ釣り 於:鈴美丸)

【潮 汐】 干潮9:19 満潮16:01(中潮)
【潮 色】 やや濁り
【天 候】 〔天気〕晴れ、〔風〕ほぼ無風⇒南西6mくらい
【釣り場】 盤洲沖(水深5m前後)
【釣り座】 右舷ミヨシ (乗船者4名)
【タックル】〔竿〕シマノ社の筏竿「青波巧 硬調180」2本 〔リール〕リョービ社 チヌテック 〔道糸〕PE0.8号
【仕掛け】ダミーラッキョウのテンヤ6号 ⇒ マルイカスッテの半遊動仕掛け(オモリ6号)
【釣 果】 イイダコ 88杯(小~大型)
【船中釣果】 36~88杯


今日は、富津の川崎丸からイイダコ釣行でした。

イイダコ釣り・・・好きなんだなぁ~

毎週のように通い詰める釣りじゃないんだけど、毎年、シーズンになると必ず行きたくなっちゃうんですよねぇ~

私にとってはイイダコ釣りは富津、それも川崎丸なんですよ・・・今の店主船長の船が新造船だった頃(もう15年以上前かなぁ~)にイイダコ釣りを憶えて以来、イイダコ釣りはほとんど川崎丸一筋です(そう言えば、昔、イイダコシャブシャブ付きの仕立船なんていう企画もやったなぁ~)。

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私のイイダコタックルです。竿は硬調の筏竿・・・3年くらい前から筏竿を使っていますが、正直なところ、ちょっと柔らかすぎの感触です(穂先をガイド2個分詰めていますが)。それまで使っていた小物用万能竿の方が良かったです(穂先を破損しちゃって筏竿に替えたんですけど・・・)。リールは昔からリョービのチヌテック・・・2本竿手持ちの釣りではフリッピング機能は欠かせませんね。右手に持つ竿には左手巻、左手の竿には右手巻。アナゴやハゼでも使ってます。でも、機能的には古くて・・・でも、替わる機種がないんで、今も使ってます。

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イイダコテンヤです。市販のテンヤにアワビシートを貼って、ちょっとお洒落にしてみました。川崎丸では今年から、それまでのラッキョウ餌の船宿テンヤからダミーラッキョウのテンヤに変わっちゃいました。これはちょっと寂しいような・・・でも、ダミーの方が釣れるような?


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今回の川崎丸のイイダコ午前船はガラ空きでした。土曜日なのに6名しか乗っていないなんてね~・・・人気の川崎丸のイイダコ船で、こんな少人数での出船は驚きでしたね。船長談「最近は午後船の方が人気があるんですよ」・・確かに午後船は盛況でした。

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航程数分の富津沖が釣り場です。今回は水深5~7mくらいのちょっと深いところで釣りましたね。他船も同じエリアに集結していたんで、この辺りが今のイイダコの寄り場なのかな。


開始早々から、ポツポツとイイダコの乗りがありましたが、それほどに活性が高いって感じじゃなかったですね。潮も濁り気味ですし、コンディション的にはイマイチって感じかな・・・

1時間ほどすると潮止まりの頃合いになって、さらに乗りも悪くなってしまって・・・下げ潮が効き始めるのを期待して待っていましたが、一向に潮が流れる気配もなく・・・イイダコの乗りも大して上向かずで・・・

船長から「全然潮が流れないんで、ちょっと走ります」とのアナウンスがあって、北寄りのポイントに移動です。

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北寄りのポイントです。メインポイントではないところですが、ポツポツとイイダコの乗りがあって、船長の移動判断は正解だったようです。

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            こんなポイントでも釣りましたよ・・・初めての釣り場でしたね


潮が動かない厳しい状況下で、船長はあっちこっちとポイントを探索してくれて、どこでもポツリポツリと拾うことができて、釣果もボチボチと増えていきましたね。

イイダコが釣れる間隔は空いちゃうけど、ちょっと活性のあるところに当ると、3,4杯まとまって釣れるってパターンが多かったかな~

ワタシ的には今期初のイイダコ釣りだったので、実戦勘も冴えなくて、ちょっとモドカシイ感じもあったかな・・・釣技的にもボチボチってところでした。


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          イイダコです・・・ちょっと縮んじゃってますね~(笑)

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今回の釣果です・・・中型主体に『105杯』でした。良サイズは少なめで、船長も「型も昨日と比べると小さかったですね」って言ってましたね。

定刻12時に沖あがりになって、釣果を数えると105杯も釣っていました。

「80杯くらいしか釣ってないかな~」と思っていたんで、束超えの釣果は意外な感じがしたような・・・それだけ乗り渋りって感じの日だったんですよ・・・でも、区切りの束超えの釣果は嬉しかったかな・・・

乗りは渋めだったけど、乗船者が少なかったんで、配分が多かったってことなんでしょうね。


久しぶりのイイダコ釣りは、やっぱり楽しかったですね。フグ釣りにも行きたいんですが、もう1回くらいイイダコ釣りに行きましょうかね~


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