KOBIさんの江戸前釣り雑記

カテゴリ: フグ釣り(2009年)

2009年の竿納めフグ釣行記の「後編」です。


「前編」はこちらです ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/kobisan2go/30652011.html


フグの食いが止まってしまった大貫沖を見限った船長は、船を一路、神奈川県側に進めました・・・

私にとっては、久々の神奈川県側での釣りになりますが、果たして、釣れてくれますかね~

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               観音崎沖にはタチウオ船らしき大船団ができていました。


観音崎近くで船はスローダウン、まもなく投入のアナウンスが出ました。

しばらくアタリは訪れず、底に根掛かりも少なそうな感触なので、こちらでもキャストして、広めにポイントを探ってみるようなイメージで釣ってみます。待ちは短めで、仕掛けが船下に戻ってきたら、すぐに再投入して、頻繁に仕掛けを入れ替えます。

それでも、なかなかアタリは訪れず、「ここもダメかなぁ~」などと思い始めた頃合いに・・・・んん?微かな違和感?・・・・その直後の空アワセにグウッと重みが乗って、掛かりました!・・・・23cm級のショウサイフグが釣れて、これで7尾目です。

さらに、ちょっと間が空いた後、今度は割合と明確なアタリを感知して、ヒット!・・・・かなりの重量感がある手応えで、無事キャッチしたのは30cm級の大型コモンフグで、これはニンマリでしたよ~

直後、マッチョシゲさんもコモンフグを釣って、久々の4尾目・・・・これで、釣果は「8対4」となりました。

大苦戦だったKON-CHANも、ここで、ようやくキープサイズが釣れて、ボウズ脱出!・・・・KON-CHANが、ここまで釣れなかったとは(リリースサイズは2尾釣っていましたが…)、いかに食いが渋いということを証明しているような・・・

しかし、それ以降は、またアタリも出なくなって、船は鴨居沖に移動となりました。

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            神奈川県側に移動して、最初の釣り場は観音崎の近くでした。

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30cmのコモンフグです。コモンフグとしては最大級のサイズのように思います。私も、このサイズのコモンフグを釣ったのは初めてでしたね。


ツ抜け釣果まで、あと2尾・・・・何とか、区切りのツ抜けをクリアしたいところでしたが・・・

移動した鴨居沖のポイントは、下げ潮が速くて、ちょっと釣り辛かったですね。それと、底に藻のようなものが多くて、また根掛かりも多かったのが鬱陶しかったです。

マッチョシゲさんも、根掛かりでライン高切れ1回・・・・私も根掛かりでカットウロスト(自動ハリス止め仕掛けを使っていたんで、カットウだけのロストで済みましたが…)・・・・KON-CHANや塩ちゃんも根掛かりに苦労している様子です。


そして、この鴨居沖のポイントでは、船中、何尾かのフグが釣れていましたが、我々4名は型を見れずで・・・

根掛かりで2回目のカットウロストをしたところで、時計を見ると、まもなく15時で・・・・もうすぐ沖あがりだろうと思い、私は道具を仕舞うことにしました。(港前の釣り場に戻ってきたからなのか、結局15時20分頃まで釣っていたんで、まだ続けられましたね…)

KON-CHAN、塩ちゃんも、早仕舞いです・・・・悪アガキで釣り続けているのはマッチョシゲさんだけですね。

しかし、その後、マッチョシゲさんも型を出すことができずに、納竿のアナウンスが到来しました・・・


私の最終釣果は、17~24cmのショウサイフグ7尾と、30cmのコモンフグ1尾の計「8尾」。

外道は、トラギス2尾、ナマコ1個、ヒトデ数個。他に、リリースした15cm級のショウサイフグが1尾でした。

我がメンバーの釣果は、マッチョシゲさんが4尾、KON-CHAN、塩ちゃんが各1尾と、かなり厳しい結果でしたね。

船中釣果は、0~9尾とのことでした。

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                私の釣果です。一番大きいのが、コモンフグです。


今回のフグ釣行も食いが渋くて、釣果的には厳しいものとなっちゃいましたね・・・・マッチョシゲさんはともかくとして、竿頭級の腕前を持つKON-CHAN、塩ちゃんがこの結果ですからね~・・・・まぁ、お二人とも今回は全く手が合わなかったということなんでしょうが・・・

ワタシ的には、渋いなりも、それなりの良い釣果を出せたし、満足しなくちゃいけませんね・・・・ただ、気配的には、もう少しアタリを出せたようにも思えるんですが・・・・ど~なんでしょうね?

そうそう・・・マッチョシゲさんとの勝負は、「8対4」で圧勝でしたよ~!(ガハハ~)

今回のマッチョシゲさんの釣りは、あらためて釣行記番外編として、詳しく書こうと思っています・・・・面白い出来事もありましたしねぇ~(笑)


2009年の竿納め釣行は、12月29日、鴨居大室港の一郎丸からのフグ釣行。KON-CHAN、塩ちゃん、マッチョシゲさんとの同行でしたよ。


今回の釣行で、今年のフグ釣行は28回になりました。昨年の36回には少し及びませんでしたが、今年もかなり通っちゃいましたね。

今年の竿納め釣行は、根岸丸からシロギス釣りに行こうかと考えていたのですが、KON-CHAN、塩ちゃん&マッチョシゲさんがフグに行くとのことで、お誘いを頂いちゃったので、ご一緒させてもらうことにしました。

竿納めは、馴染みの船宿に行こうと思ったりもしていたのですが、折角の釣り仲間からのお誘いですし、今年の最後の釣りをフグ釣りで締めるのもイイかなぁ~と・・・・気心知れたメンバーと一緒の方が楽しい釣りになりそうですしね・・・・根岸丸の若坊主船長のところには、年明け早々に行くことにしましょ・・・

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今回のメンバーですよ。左から、マッチョシゲさん、私、塩ちゃん、KON-CHANです・・・・久々に私も顔出ししちゃいました。


6時前に船宿に着きますと、すでに、KON-CHAN、塩ちゃんが早くから来て、船前方に4人分の釣り座をキープしてくれています・・・・ありがとうございます!

四人の釣り座は、左舷前2番、3番にKON-CHAN、塩ちゃん、右前1番、2番に私とマッチョシゲさんが座ることで確定・・・・私は唯一の四隅の席まで頂いてしまって恐縮です。

私は、奇しくも?マッチョシゲさんの隣で釣ることに・・・・マッチョシゲさん得意の『しゃべり』には、ちょっと集中力は削がれますが、今回は、前回のフグ釣行で爆釣果を出して鼻高々のマッチョシゲさんをギャフンと言わせてやろうという魂胆もありますから、これは申し分ない舞台設定ですね~(ヒヒッ)

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出船前の一郎丸です。6時前に到着しても、すでに船宿前の駐車場は満車の盛況。フグ船の乗船者は16名で、こちらも賑わっていました。


今回の釣り場は大貫沖からスタートしました。下浦沖などの神奈川県側の釣り場を攻めることも多いという一郎丸ですが、前日に大貫沖で釣って、好釣果が出たということで、今回も大貫沖を選択したようです。


定刻7:20に出船し、30分程で釣り場に到着して、早速、投入のアナウンスが出ます。

そして、いきなり・・・・お隣のマッチョシゲさんの竿が曲がります!・・・・第1投目の最初の誘いで掛けたようです!!

しかし・・・・姿を見せたのは、フグではなく、小型のマダコ・・・・しかししかし・・・・水面でバレちゃいました~!・・・・マッチョシゲさん「あ、あ~っ!・・・・せっかくのタコだったのに~」・・・・残念でした~・・・・でも、何で、バレちゃったんだろう~(ヒヒッ)


開始早々から、私にもアタリが出ますが、空振り連発でなかなか掛けれません・・・・しかし、これはフグのアタリではないようで、しばらくして掛けた魚はトラギスでした。

しかし、フグもいるようで、船中ではフグの型も見れている様子・・・・そして、マッチョシゲさんに、アタリが!・・・・何回かフグらしきアタリが出たようですが、掛けられずに仕掛けを回収すると、餌はバッチリと食われています・・・・これはフグの仕業ですね・・・・しかし、何で掛けられなかったんだろう~(ヒヒヒッ)

開始早々から、マダコは水面でバラすやら、貴重なフグのアタリを掛けられないやらで、少々ガックリの様子のマッチョシゲさんでしたが、これには面白い裏話があるんですよねぇ~(へへへ~)・・・・この話は、あらためて書くことにしますので、乞うご期待!(笑)

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大貫沖の釣り場風景です。前半は、北風がちょっと強めに吹いていて、ちょっと釣り辛い状況でしたが、風は段々と収まってきて、中盤以降はまずまずのコンディションになりましたね。


底がちょっとゴツゴツとするところでしたので、船下狙いで釣っていますが、たまに出るアタリもトラベラーズの外道のアタリばかりのようで、仕掛けを回収しても餌は残っていますね。

トラギスを1尾追釣した後、小さなアタリでアワせると・・・・1本だけ付けている枝針に掛かってきたのは、20cm級のショウサイフグ!・・・・ボウズ脱出でホッと一息です。

しかし、その後はフグのアタリは訪れず、しばらくして、移動のアナウンスが告げられました。

ここまで、私と塩ちゃんが1尾ずつ、KON-CHANとマッチョシゲさんは型見ずでしたね。

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私が釣ったショウサイフグです。マッチョシゲさんの新品のクーラーボックス(シマノ社の最高グレードの品物らしいです…)の上にフグを乗っけて写真を撮っていたら、マッチョシゲさん「私の高級クーラーが汚れますので、魚を乗せないで下さい」ですって(笑)


移動後のポイントも、ちょっとアタリが遠いですね~

船下狙いではアタリが出ませんし、ここは根掛かりの無いところでしたので、キャスト釣法主体で釣ってみることにします。

すると、しばらくして、誘いの空アワセに乗りました~・・・・17cm級の小型のショウサイですが、何とかキープサイズで、2尾目をゲット!

さらに、今度はアタリでアワせて、3尾目が釣れましたよ~!

そして、その後もポツリポツリと2尾追釣して、5尾まで釣果が伸びました・・・・まだ、時刻は10時前ですから、良いペースになってきましたね。

一方、お隣のマッチョシゲさんは・・・・・・・・型を見れずに、沈黙です・・・・ここまでの釣果は「5対0」・・・・さすがのマッチョシゲさんもすっかり無口になってしまって、ションボリの様子ですね~(元気出してね~)

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吉野屋船です・・・・今年は吉野屋の公大船長にもお世話になりました。また、来年もよろしくお願いします!


「今日は私には釣れません。今日はきっとボウズです…」などと、ちょっと意気消沈気味のマッチョシゲさんでしたが・・・・「おっ!来た!」と掛け声一発、竿を絞っています!・・・・無事に取り込んだのは28cm級の良型のフグ・・・・10時20分、マッチョシゲさん、ボウズ脱出です(オメデトウ!)。

さらに、しばらくして、マッチョシゲさん、2尾目をゲット!・・・・そして、3尾目も釣って、絶好調モードに突入です!・・・・いや~、釣れ始めた途端に、得意の『喋り』が復活して、ウルサイこと、ウルサイこと・・・・さっきまでの静寂の時間が恋しいです(笑)

その間、私はアタリも出せずに、「5対3」と肉薄されてきちゃいましたね~(頑張らないと・・・)


しかし、その後は、またアタリが遠くなっちゃって、マッチョシゲさんも、私も、そしてKON-CHANも、塩ちゃんも、釣れません・・・

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          前半はまったく釣れずに、ついに船上でダウンのKON-CHANです(笑)

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ポイント移動の最中に作戦会議です・・・・フグの食いは渋くて、会話も「今日はダメですね~」、「餌も全然取られませんよ~」、「何で、食わないのかなぁ~」と、ボヤキばかりですかねぇ~(笑)


その後も、何箇所かのポイントを回りましたが、どこもアタリが出ません・・・・ホント、渋いですねぇ~

昼前頃に、2時間振りの6尾目が釣れましたが、これも単発で終わってしまいます。他のお三方はアタリも出ないようです。

そして、13時頃になって、船長も大貫沖を見限り、神奈川県側へ移動の決断です・・・



・・・・ここで、文字数オーバーにて、この続きは「続編」にて・・・

「続編」はこちらです ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/kobisan2go/30652176.html


昨日(12/26)は、鶴見の「富士丸」から、単身、フグ釣行でした。

前回の品川「丸長」からのフグ釣行で、竿を船宿に置き忘れてしまったため、次のフグ釣行は必然的に丸長さんに行くしかないハズで・・・・この日も、丸長さんのフグ船に乗るつもりで、朝、丸長さんを訪れたのですが、残念ながら、私以外に予約が入っておらず、出船は見送りの様子で・・・(丸長では、乗合船は3名からの出船です)

しかし、これは前夜に丸長さんに電話を入れた時に想定済みのコトでして・・・・「他に予約の電話が入らなかったです。スイマセン…」と、恐縮の様子の船長から竿を受け取り(早朝から待っていただいていたようで、こちらこそ、スイマセン…)、挨拶だけを交わして、他の船宿へGO!

せっかく、船橋から品川まで来たんですから、浦安には戻る気にはならず、そのまま、再度、首都高速に乗って、鶴見へGO!GO!と相成りました。


鶴見の富士丸に到着したのは、6時過ぎ・・・・お客さんが多いかと思ったら、予想外に空いていて、先着の方は3名のグループさんだけのようで、釣り座は右トモ以外はすべて空いている状況・・・・「これはラッキ~!」と、左舷の大ドモに釣り座をキープ・・・・その後、ボチボチとお客さんが集まり、最終的には8名の乗船者となりましたね。

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カワハギ船の第7富士丸が一足先に出船していきました。カワハギは好調の近況でしたので、賑わっているかな?と思ったら、こちらも比較的余裕の船上でしたね。午前中に雨が降るという天気予報を見て、皆さん、釣行を控えちゃったのかな?・・・・実際は雨は全く降らず、風も穏やかで、絶好の釣り日和だったんですけどね。


定刻に出船して、1時間弱の航程で、釣り場の大貫沖に到着です。

ここ最近、ちょっと渋めの釣果の日が多い大貫沖のフグですが、前日は浦安吉野屋さんや野毛屋さんで、かなりの好釣果が出ていたので、今回はちょっと期待できるかな?・・・なんて思っていましたが、大貫沖に到着した本船富士丸は、先着していた吉野屋船、野毛屋船には脇目も触れず、かなり離れたポイントへ向かい、ちょっと不安になっちゃいました~(笑)

それでも、最初のポイントに到着し、期待の第1投・・・・まずは船下狙いで釣り始めます・・・・フグに餌を見せることをイメージしながら、誘いを入れ続けましたが、アタリが出ないので、2投目はキャストしてみます。

しかし、アタリは出ません・・・・船中でもアタリが出ないようで、すぐに移動のアナウンスが出ました。


次のポイントでの投入も、まずは船下狙いです。

何回か誘いを入れていると、誘いの空アワセに微かな重量感を感じます・・・・一瞬の重量感だけだったので、巻き上げずに次の誘いを入れようかと思ったら、竿先にオモリの重みが戻りません・・・・んん?・・・・これは、カットウに掛かったフグが、すぐに上へ泳いでいった状況に違いありません!・・・・即座に、素早くリールを巻くと、魚の感触が加わって、やっぱり~・・・・バレずに、無事に取り込んだ初物は、20cm級のショウサイフグでありました~!!(ホッ)

そして、次投では、ゆっくりと誘い下げた時に微かなアタリを感知して、そのまま底まで仕掛けを下ろし、次のアタリでアワせると・・・・掛かりません!(笑)・・・・しかし、そのまま誘い下げていくと、またアタリが出て、再び底まで仕掛けを下ろして、そこでアタリでアワせると・・・・また、掛かりません!(ヘタ!)・・・・しかししかし、再度そのまま誘い下げていくと、まだアタリが出てくれて・・・・またまた底まで仕掛けを下ろして・・・・今度はアタリが出る前に空アワセ気味にアワせると・・・・ようやく掛かりました~!・・・・25cm級の良型ゲットですよ~!


さらに、ちょっと間が空いた後、また誘い下げで微かなアタリが出て、今度は1回目のアワセで掛けることができて、3尾目ゲット。

続いて、同様な感じで、4尾目も釣れて、好調モードです・・・・アタリは微妙ですが、上手いこと掛かってくれて、イイ感じですね~


しかし、その後はアタリが続かず、2流し目は終了です・・・・しかし、この流しで4尾釣れて、快調なスタートになりましたね。

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釣り場風景(その1)・・・・午前中は、どんよりとした曇り空でしたが、雨は降らず、風も穏やかで、まずまずのコンディションでしたね。近くに見える船は浦安の吉久さんです。


最近にないような好調なスタートで、それ以降の流しでも期待感は高まりましたが、その後はボチボチって感じになっちゃいましたね~

船長は、フグの反応を探しながら、アッチコッチとポイントを巡ってくれますが、アタリが出ない流しが多くて、たまに釣れても、単発で終わってしまって、釣果がグングンと伸びるには至りません・・・

ポイントを移動する度に、まずは船下狙いで始めて、アタリが出なければ、キャストして広めにアタリを探るような釣りをしてみますが(海苔網に近いところや、根掛かりがあるようなところでは、キャストはできませんが…)、なかなかアタリは出せません。

他の乗船者の方々も苦戦の様子で、船中では、フグが釣れている気配もほとんど無かったですね~


それでも、10時半頃までに、8尾まで釣れて、ペースとしてはまぁまぁですね・・・・何しろ、前回、前々回の釣行とも最終釣果が7尾ですから、この時点で、その釣果を上回ったということですから・・・

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前半の途中経過です。とりあえずの釣果目標は「ツ抜け」ですから、前半で8尾釣れれば、目標達成は確実!って感じでしたが・・・


11時頃が満潮の時刻ですから、しばらくは潮止まりの時間帯ですね・・・・フグは潮止まりの時間帯に食いが立つこともありますが、潮が動いている時に食う日は潮が止まる時間には食わないような気がします。

アタリが止まってしまって、しばらく、反応探しのクルージングです。

船は、あちらこちらと移動や旋回を繰り返して、30分以上も投入のアナウンスが出ません・・・・ちょっと、じれったい時間ですね。

今、富士丸フグ船の舵を握っているK船長は、自らが納得できないポイントでは仕掛けを下ろさせないタイプの船長のように感じます。フグの反応が出なくて、アタリも出ないような日は、ポイント探索の時間が長くなるようなこともあるようですが、上手いこと、良い反応に当てて、他船を寄せ付けない大釣りをさせてくれる期待感もある船長かな?・・・・この辺は、たまにしか乗船しない私ごときが断言できることではありませんが、何となく、そんなふうに感じます。

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富士丸フグ船(第3富士丸)の座席です・・・・何の変哲もない座席に見えますが、実は、有難い機能が備え付けられているんですよ~・・・・それは、座席下に見えるパイプなんです。このパイプに熱水だか熱気だかが通っていて、暖かいんです。釣りながら、パイプに足を付けるのもよし、かじかんだ手を温めるのもよし、冬場の寒い船上では有難い設備ですよ。


その後も、何箇所ものポイントを回るものの、どこもアタリが出ずに、沈黙の時間が続いてしまいます。

満潮時刻を過ぎて、下げ潮の時間帯に入りましたが、潮はあまり動いていない様子で、フグも食い気が出ないのかなぁ~??

1時間、2時間とアタリが出ずに、ポイント探索の時間も長くて、ちょっと怪しい雰囲気ですねぇ~


そして、ようやく久々のアタリが・・・・反射的にアワせると、掛かってくれました!

時計を見ると、12時30分・・・・2時間振りに釣れた9尾目のフグでした~(ニコッ)


しかし、その後は、また沈黙で・・・

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釣り場風景(その2)・・・・海苔の収穫作業が盛んな海苔網周りです。海苔網周りで釣っていると、たまにカットウ針に海苔が掛かってきますが、これを口にすると生の海苔の味覚が味わえます・・・・たまに、ジャリっという嫌な歯触りがすることもありますし、そんなにオススメすることではありませんが…(笑)


後半は、大貫沖の北寄りのポイントに移動しました。

海苔網からはちょっと離れたところを流すことが多いので、キャスト釣法主体で、広くフグの寄り場を探すイメージで釣ってみますが、やはりアタリは遠いです・・・・あと1尾でツ抜けなんだけど・・・

前日、好調だった吉野屋船、野毛屋船も遠目に確認できますが、釣れているのかなぁ~?・・・・ちょっと気になりますね。


すると、また久々にアタリが訪れて・・・・掛かりました~!・・・・でも、手応えが弱弱しいです。

取り込んだのは、16cm級のフグ・・・・いつもなら、リリースするサイズかなぁ~・・・・でも、「今日は、オカズが少ないんで、キープさせてね~」と、セコくキープ!(笑)・・・・これで、ツ抜けクリアです!(ちょっと、インチキっぽいけど・・・苦笑)

時刻はまだ13時半、まだ1時間くらいは実釣時間が残っていますから、もう1尾釣って、文句なしのツ抜けクリアと行きましょう~


しかし・・・・その後は、釣れませんでした・・・・アタリも出ませんでした~・・・・エイッ!勝負!と海苔網ロープが隠れているリスクがありそうなところにキャストして、やっぱり根掛かり~なんて、おバカなコトもやっちゃったし・・・


14時半過ぎに納竿となって、最終釣果は、16cm!~28cmのショウサイフグ10尾なり・・・

今回は、こんなセコいツ抜け達成を許して下さいませ!・・・・最近、ツ抜けしていないので…(笑)

外道は、ヒトデだけ・・・

船中釣果は、0~10尾でありました。


前日、好釣果だった他船も当日は苦戦だったとのことで(ちょっとホッとしたような・・・笑)、全般的に食いが渋かった日だったようですね。

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最終釣果です・・・・途中経過の釣果とほとんど変ってないですね(笑)。10尾のうち、良型は4尾で、サイズも少しサビしかったような・・・


今回も食いが渋い時間帯が長くて、苦戦のフグ釣りでありましたが、渋いながらも、ツ抜けの釣果は上出来だったかな・・・

フグの気配があるところでは、それなりにアタリも出せたように思えますし、掛け損じもなくて、アタリは全て掛けられたので、釣り自体は手が合っていた方だと思いますね。

とりあえずは、少々疑惑のツ抜け達成ながらも、目標をクリアできて、満足感のある釣行だったということにしましょ・・・

次回は、すっきりとツ抜けしたいです・・・・無理かなぁ~(笑)


昨日(12/13)は、品川・港南の「丸長」から、単身、フグ釣行でした。

先週、久しぶりにお邪魔した丸長さんでしたが、同宿を常宿としている“我がフグ釣りの師”K牧師匠と同船したこともあってか、船長や常連さん達からもフレンドリーに接していただき、とても気持ちの良い釣行になりました。オマケに、“東京湾の珍貝”ホンビノス貝まで頂いてしまって、お土産も一杯!

今週もまた、そんなイイ気分の釣りをしようと(また、ホンビノス貝の味覚を味わおうと…かな(笑))、先週に続いて、丸長さんを訪れてみました。

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                        丸長さんのお店の看板です

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                         丸長さんの船着場です


6時頃に船宿に到着しますと、先週お見かけした常連さんのお顔もチラホラと見受けます。船長と顔を合わすと、開口一番「今日はK牧さんがいないから、静かでイイよ~(笑)」・・・・今回は師匠は欠勤のようですが、師匠は2週連続の釣行はしないだろうと思っていましたので、これはまぁ予想通りですね。

出船前に、先週、師匠から紹介された常連のYさんとも、ちょっとお話させていただきましたが、「私もK牧さんからフグ釣りを教えてもらったんです」と謙虚に話されていました・・・・まぁ、確かに、師匠の能書きは参考になるといえば、参考になります(笑)。


私は6番目の到着順だったので、空いていた左前2番に釣り座を取りました。まだ、出船まで時間はたっぷりとあったのですが、その後はお客さんは訪れずで、結局、乗船者は6名で確定・・・・左舷は4名だけでしたので、釣り座を胴の間寄りに少しズラして、余裕の釣り座間隔になりましたね。

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    出船直後の風景です。ビル群を望むロケーションは、まさに都心の船宿ってところですね。

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                    お台場ビル群の朝焼け風景です。


さて、実釣です。

8:30頃には釣り場の大貫沖の海苔網周りのポイントに到着しましたが、予想以上に北風が強く(風速10mチョイくらいかな)、ちょっとアタリが取り辛い海況です。

今回も、根掛り対策用のカットウ仕掛け(カットウ針のハリスに自動ハリス止めを介したものです)+食わせの枝針1本の仕掛けで始めてみます。

船は海苔網から10mくらいは離れたところを流していますが、まずは船下狙いで釣ることにします。


第1投目はアタリを感じずに仕掛けを回収しましたが、2投目で早くもアタリを感知して、アワせると掛りました~・・・・しかし、ちょっと弱々しい感触で姿を見せたのはトラギスでした。

その次の投入では、悪い海をモノともしない明確なアタリが出て・・・・食わせ針に掛かってきたのはベラでした~・・・・外道が多いようなので、ここで食わせ針には餌を付けないで釣ることにします。

食わせ針の餌は外したものの、外道らしき派手目なアタリは続いて、次もベラ・・・・その次もベラ・・・・さらに、その次もベラ・・・・入れアタリ&入れ掛かりのトラベラーズ5連釣で~す(笑)

その間、トモ寄りの方がショウサイ、アカメとフグを連釣するのが見えましたし、操舵室から顔を出した船長も「KOBIさんはベラばかりですが、後ろの方ではフグも上がっていますよ~」と教えてくれて、外道だけではなく、フグもいるのは確かですね。


そして、次のアタリで掛けたのは・・・・「ちょっと小さめだけど、本命かな?」・・・・と思ったら、15cm級のカワハギでガックリですね~。

そしてそして、「今度こそ!」と思ったら、良型のウミタナゴで・・・・外道ラッシュで、も~空いた口が塞がりません・・・(笑)


このウミタナゴを最後に、外道のアタリは止まりましたが、フグの気配もなくなってしまったようで、船中沈黙タイムに突入です・・・

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釣り場風景です・・・・湾奥のフグ船各船は海苔網周りのアチラコチラに散らばっていました。いつ、どこで釣れるかは、時の運なのかな?


1時間以上もアタリは出ずに、私は型を見れないまま、時間ばかりが過ぎていきます。船長も、海苔網周りの各所を回ってくれますが、どこも食い気のあるフグの気配は感じません。風は幾らか収まってきて、アタリは十分に取れるような海になってきているのですが・・・


そして・・・・釣り開始後、2時間を経過した10:30頃、微かなアタリで、20cmチョイ級のショウサイフグが釣れてくれて、ようやく『ボ』を脱出です(ホッ)。

ちょっと後、今度は、お隣の右ミヨシの常連さんが掛けました!・・・・水面に姿を見せたのは大型のアカメ!・・・・しかし、取り込む寸前に水面でバレてしまいました~


そしてそして、その1、2分後のこと・・・・私の竿先に、オモリが底を引きずるような明確なアタリが到来して、反射的にアワせると、掛かりました!ズシっという重量感ある手応えです!・・・・手応えの割には、引きは鈍重な感覚で、あっさりと姿を現したのは大型のアカメなり~!・・・・エィっと抜き上げて取り込み成功!

私が釣ったこのアカメ・・・・恐らく、直前にお隣の方がバラした魚のような気がします。

魚のサイズといい、タイミングといい、すぐに同じ魚だと思ったので、取り込んだ後、お隣の方と目が合った時に、思わず「スイマセン」って言っちゃったんですが、コレ、間違いないと思います。

見るからに鈍重そうなこのアカメは、水面で逃れた後、すぐに海の底に戻って、目の前にあった私の餌に食い付いたんでしょう・・・・日頃から、バラした魚というのは大したダメージもなく、すぐに餌を追ってくることがあるように感じていますが、まさにそんなケースだったように思います。

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久々に釣ったアカメ(ヒガンフグ)は、34cmの大型でした。ショウサイフグとは産卵期の異なるヒガンフグは、この時期、雄は白子も入っていますが、残念ながら、ヒガンフグの白子は食用不可です。


大型のアカメを釣った後は、またしばらく間が空いてしまいましたが、11:30頃に単発のアタリが出て、1尾追加・・・・ここで、サービスのカップラーメンが配られて、前半戦は3尾の釣果にて、後半に折り返しです。


後半も、アタリはなかなか出せなかったですねぇ~・・・・海苔網近くを攻めることが多かったので、船下中心に釣りましたが、集中力を切らさず、せっせと誘い続けても、アタリも出せず、餌も齧られることもない状況が続いてしまいます。

その後、12:30頃に、また単発で1尾釣れて、4尾目・・・・今日は、『××:30』という頃合いにアタリが出ることが多いです(笑)。

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途中経過の釣果です・・・・アカメだけが、ヤケに目立って見えますね~。もう少し、ショウサイフグも釣りたかったのですが…


そして・・・・ここで、出来事が!!

久々にアタリが出て、アワせると、ヒット!・・・・手応えも、引きも十分!何やら、大型魚です!!・・・・「青物の引きじゃないし、何だろう?」と思いながら、ヤリトリしていると、水面下には濃茶色の魚体が見えました・・・・エイか~?・・・・否、違います!

水面に姿を晒した魚は大型のマゴチです!・・・・目測、50cm超級のビッグサイズ!・・・・すぐに船長が大ダモを持って駆けつけてくれて、キャッチ~!と思った瞬間・・・

マゴチは船長が海面に入れた大ダモと反対の方向へ一気に走って・・・・バレました~~(チ~ン)・・・・仕掛けを回収すると、食わせ針のチモトのハリスが切れていました・・・・残念無念~

あぁ~、折角のオカズゲットのチャンスは海の中に消えました~(涙)

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良型のサメです・・・・こんな魚はバレなくて、大事な魚はバレちゃうんですよね~(苦笑)・・・・しっかし、大型のマゴチは捕りたかったです・・・・「カットウ針に掛かってくれよ~」


「大型のマゴチと言っても、所詮は外道」と、自らに言い聞かせて、ここはフグ釣りに集中です。

ちょうど、上げ潮から下げ潮に変わる13:30頃に、5尾目をゲット~・・・・ホント、今回は、ちょうど1時間に1尾のペースです(笑)

しかし、ここはちょっと様相が違うかな?・・・・船中で、ポンポンとフグが釣れて、ちょっとした時合いのようです。船長も、ここはチャンスとイカリを投入します。

ちょっと後に、6尾目も釣れて・・・・ちょっと間が空いて、さらにフグをゲット~・・・・しかし、これは16cm級の小型なので、ノーカウントで迷わずリリースですね。

ポツリポツリとアタリが出て、ちょっとはイイ感じになってきましたが、それでも、アタリの間はちょっと空いちゃいますね~

そして、納竿間際、我が左舷ではアタリは止まってしまった感じですが、反対右舷はアタリ頻発モード!?・・・・船はイカリを入れたので、船長も右舷で竿を出していますが、チビトラフグ(22、23cmくらい)混じりで、良いペースでフグを掛けている様子。右舷ミヨシに座るYさんも、アタリをバリバリと出しているようです。

すると、船長が「KOBIさん、こっちにおいでよ。右舷はアタリが出るから…」と声を掛けてくれます。

船長の厚意に甘えさせてもらって、右舷の船長の隣で竿を出して、最後の一アガキ・・・・3回目の投入でやっとアタリを出せて、1尾釣れました~!

これで、7尾目・・・・そして、このフグを釣ったところで、納竿です。


そんなワケで、今回の釣果は19~24cmのショウサイフグ6尾と、34cmのアカメ1尾でした。

外道は、サメ1尾、15cm級のカワハギ2枚、トラベラーズ少々。

船中釣果は、2~7尾とのことでした。(7尾は6名中、4名?)

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また、今回も『ホンビノス貝』を頂いてきちゃいましたよ~。今回は、潮汁、ムニエルにして食べてみましたが、火を通し過ぎないように注意したこともあってか、前回ほどには、身は硬くなかったような・・・


今回も、先週と同じ釣果の7尾ということで、フグの食いは良くなかったですね~

でも、今回は、フグらしきアタリは全て掛けることができたので、アワセのタイミングは合わせられた日だったかな・・・・でも、もう少し、アタリを出せないとね・・・

これからの時期、渋いフグ釣りは望むところでもありますが、それでも、やっぱりもう少しアタリが欲しいです・・・・それじゃ、渋い釣りじゃないってか~・・・・まぁ、「渋さ加減もほどほどに…」ということで(笑)


2週連続で訪れた丸長さんですが、今回も、1日気持ち良く釣りができましたね。

また次回も、絶対に!フグ釣りは丸長さんで決まりです!!・・・・・・だって、帰りに船宿に竿を置き忘れてきちゃったんだもん・・・・お粗末(ハハハ~)


前編に続く、後編です。


定刻7:30のチョイ前に出船した丸長フグ船は一路、大貫沖を目指します。

風は弱く、海は穏やかで、1時間チョイの快適な航程で釣り場に到着です。

まずは、南寄りの海苔網周りのポイントで釣り開始となりました。

しばらくすると、我が左舷では、船の前方でポツポツとフグの型が出始めました。そして、K牧師匠も初物を釣って、トモ寄りでも型が出たようです・・・・誰かがフグを釣り上げると、その都度、つり情報誌S氏による画撮りがあって、船上も盛り上がります・・・・カメラマン兼務のS氏も船上のアッチコッチを奔走して、大変そうですね。


ミヨシ寄りでも、トモ寄りでも型が出ている中で、私は一向にアタリを出せません・・・・船下で誘ってもダメ、キャストできそうなところではキャストしてもダメ・・・・1時間以上、餌も齧られず、沈黙の時間が過ぎていきます・・・・そのうちに、一人一人と型を出していって、左舷で型を見ていないのは、画撮りで竿を出していないS氏以外では、私だけかもしれません・・・

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お馴染みの緑の船体は、吉野屋船ですね。大貫沖の海苔網も海岸に近いところから、やや沖目まで、かなり広い範囲にありますね。今回は、沖目の海苔網近くからスタートしました。


一人だけ釣れないというような状況の時は・・・・決して、アセってはイケマセン・・・・自分の釣りを信じて、ひたすら誘い(あるいはキャスト)を繰り返すしかないです。もちろん単調に誘いを続けるのではなく、でき得る限りのバリエーションを織り交ぜながら、とにかく、フグに餌を見せるというイメージで誘いを続けることが肝要です。

で、普段から、そんな達観したような釣りができているの?・・・・答えはNo・・・・でも、今回は、何となく、そんな我慢が利くような精神状態でもあったんです・・・・師匠と同船して、とりあえず目的は果たせたような気分でもあったし、初めての丸長乗合船で、かつ釣り座が胴の間だったということもあって、バリバリと釣らなくちゃいけないという気持ちにもならなかったってところですかねぇ~

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東京湾観音前の釣り場風景・・・・見える船は鴨居の一郎丸です。海は途中からベタ凪・・・・後半は北風が少し吹きましたが、それでも海は穏やかだったです。


そんな我慢の釣りにようやく応えてくれたのは、釣り開始後、1時間チョイ経った頃でした。

船下で、微妙ながらも明らかにフグらしきアタリをキャッチして、25cm級のショウサイフグをゲットです!(ホッ)

さらに、ちょっと間が空いて、2尾目が釣れてくれます。

そして、キャスト釣法で、ポツリポツリと2尾追釣できて、1尾目を釣ってから1時間程で4尾まで釣果を伸ばせましたよ。

フグの食いは渋く、船中、アタリがポツポツ程度の食いですが、この時間帯は、けっこうアタリが出せたように思いますね。

この間、師匠も35cm超級の大型アカメ混じりで、3尾まで釣ったようです。

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K牧師匠の釣り姿です(手前)・・・・久々にフグ釣りでご一緒しましたが、船下でアタリが出ない時はキャスト釣法を織り交ぜていましたね。この点は、「へ~」って感じでしたね。


その後、また少しアタリが遠くなって、船は各所の釣り場探索です。

そして、11時頃になって、根周り(ガラ場かな)のポイントに移動したところで、好調モードに突入です!

ここは相当に根掛かりが多くて、船下狙いでも、何回か誘いを入れると必ず根に触ってしまうような場所でしたが、何とか根をかわしながら釣って、30分くらいの間に、20cm前後級のやや小型ながらも3尾追加できましたよ(もう1尾釣れましたが、これは16cm級の小型だったのでリリース)。

ここでは、他の方々は型を見る程度の状況だったようですので、私一人が好調モードって感じだったかも・・・


こんな根掛かりの多い釣り場での釣り方は・・・・まずは船下狙いオンリーです。キャストしたら、根掛かり率が高くなりますからね。それと、誘い方はちょっとゆっくり目で優しいイメージにします。これは、誘い上げた時に根に掛かった感触があったら、すぐに誘い上げ動作を止めるためですね。そのまま誘い上げると、ガッチリと根に掛かってしまいますが、根に触った時に仕掛けを下げてやれば、容易に外れてくれることがかなり多いです。ある程度の経験を踏めば、根に触った時の感触とフグが掛かった時の感触の違いは判別できるはずです。根掛かりのリスクが相当に高い場所では、ピョンと餌を跳ね上げるようなイメージの速めの誘いは封印して、キリギリ誘い(空アワセ)でフグを掛けられるくらいまで速さを抑えた聞き上げ程度の優しい誘いの方がイイと思っています。

それでも、ガッチリと根掛かりしてしまう時があります。そんな時のために、私が使っているのは、カットウ針のハリスの途中に自動ハリス止めを介した仕掛けです。これは、以前にも紹介したことがある仕掛けですが、カットウ針がガッチリと根に掛かっても、自動ハリス止めの部分から切れてくれるので、道糸が高切れしたり、仕掛け全部を失うことが避けられるメリットがあります。一方、通常時の強度面でのマイナスや、仕掛けのシンプルさが失われてしまう等のデメリットもありますので、こんな仕掛けを使うかどうかは個人的な賛否はあると思います。私は、この仕掛けのマイナス面と、道糸高切れのダメージとを比較して、かつ、カットウのハリス全体の直線性を極力失わないような細工をしたりして、こんな仕掛けを使う方を選択しています。もちろん、根掛かりの心配が少ない条件の下では、普通の仕掛けを使っていますが・・・

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根掛かりの原因には、こんなモノもあるようです。こんなモノが底にあったら、掛かってしまうのは避けられませんね。今回は、たまたま底から外れてくれたので、海の掃除になりました(笑)。


さて、11時半の時点で、7尾まで釣れて、釣果は上昇モードに入ったかと思いましたが、ここで、アタリはピタっと止まってしまいました・・・

船中でも、ほとんどフグは釣れていないようです。

船長も、各所を回ってくれますが、どこもアタりませんね~

そんな沈黙を破るかのように、お隣のS氏が30cm超級の大型ショウサイを釣り上げます!・・・・ここは時合いか!?・・・・船長も、イカリを入れて勝負!の判断です。

しかし・・・・船中では、アタリは続きません・・・・ふと、気が付くと、7尾を釣ってから、もう2時間もアタリを出せていませんよ~

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自らが釣った大型ショウサイの画撮り中のS氏です。画撮り等で実釣時間は半分程度の様子でした。まぁ、それが仕事と言ってしまえば、それまでなんですが・・・

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S氏が、何やら大物をヒットさせました・・・・トラフグか!?・・・と期待しましたが、正体はイナダでした~。もちろん、ご本人は途中からワカっていたと思いますけど・・・


もうそろそろ終盤の時間に入り、さらに、ポイントを替えると、久々にアタりました!・・・でも、掛けられません。そして、餌は齧られています・・・・今度こそ、チャンス到来!?・・・・そして、またイカリ投入です。

しばらくして、また明確なアタリが到来しました!・・・・今度は掛かりましたよ~。手応え十分です・・・・でも、十分過ぎるかな?・・・・そして、姿を見せたのは28cm級の大型カワハギでした・・・・やっぱり~(ガクッ)。

時たま、他の方々の竿も絞られますが、そのほとんどがカワハギで、フグが釣れている気配はありませんね~・・・・私も、たまにアタりますが、掛けるには至らず、仕掛けを回収すると中途半端に餌が齧られています・・・・恐らく、カワハギの仕業なんでしょう・・・


そして、11時半以降はフグの型を見れないまま、14:30過ぎの沖上がりの時間になってしまいました~・・・・結局、後半の3時間は型を見れなかったってコトですが、これは、ちょっと想定外だったですね~(残念!)

そんなワケで、今回の釣果は、19~25cmのショウサイフグを「7尾」でした。

外道は、上記のカワハギ1枚、ベラ数尾、イイダコ1杯(釣り上げた貝殻の中に入っていました・笑)、マゴチの赤ちゃん1尾、ヒトデ5個くらい。他に、リリースした小型ショウサイフグが1尾でした。

船中釣果は1~7尾(7尾は2名)ということで、今回は、渋い釣りになっちゃいましたね~・・・・師匠も後半は釣果を伸ばせず、諦めモードの釣りになっちゃったようです・・・・いつも諦めが早いんだよね~(笑)

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今回の釣果です。前半の途中経過のつもりで撮った写真が、そのまま最終釣果の写真になってしまいました~(苦笑)


今回は、他船も釣果が上がらず、全体的に難しい状況だったようです・・・・水温は高い日だったとのことなので、冬場の食い渋りという感じではないのでしょうが、なぜかフグのご機嫌が上がらなかった日だったようですね。

それでも、ワタシ的には竿頭釣果ですから、満足しなくちゃいけない釣りだったんでしょうね。

まぁ今回は、それ以上に、久々に師匠とフグ釣りでご一緒できて、楽しかったですよ。

それと、久々に訪れた丸長さんですが、船長も、女将さん他のスタッフも、そして常連さんも皆、好人物ばかりで、とても気持ちの良い1日が過ごせましたね。

港に戻ってからは、海苔とシジミのお土産も頂いてしまって恐縮でした・・・・そしてさらに、久々に来店した私には、追加のお土産も頂いてしまって、感謝でした~・・・・この追加のお土産のコトは、後日、ブログ記事にしようと思っていますが、ワタシにとっては初物の嬉しい一品でしたよ~


今回の釣行を機会に、近いうちにまた、丸長さんにお邪魔してみようかと思っています・・・


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