12月26日(土)は、磯子の根岸丸から、シロギス釣行でした。
S久間さんとご一緒しましたよ。
“若坊主”勇樹船長の釣り物も、スミイカからシロギスに替わり、いよいよ、落ちギスのシーズンの到来ですね。
釣趣的には落ちギスモードには入っていないようですが、釣果的には絶好調の様子なので、ちょっと期待感を持っての釣行になりましたよ。

この日は18人の乗船で、ほぼ満船の盛況でした。当日朝、首都高速の事故渋滞で船宿到着が出船の20分前くらいになってしまったのですが、S久間さんが釣り座をキープしてくれていたので、助かりました。釣り座は右舷のトモから並んで座りました。(私がトモ2番)

風も穏やかな晴天で、日向の右舷に座っていたこともあって、12月下旬とは思えないような暖かさでしたね。
シロギスを再開してから約1週間、勇樹船長はアチラコチラの釣り場を狙ってみて、どこでも、それなりの結果を出せているとか。
この日は、ビギナーさんも何人か乗船していることもあって、他船が安定して好釣果をだしている中ノ瀬をメインにやりたいとのこと。
それでも、独自の釣り場選択にこだわる勇樹船長ですから、メインフィールドに行く前に、まずは地先のポイントでスタートしましたよ。
今回は、昨年から試行し始めて、なかなか感触の良い、フグ竿&胴突き仕掛けで釣ることにしました。
昨年の試行で、少し長めのロッドが良さそうかなという感触があったので、今回は1.9mの竿を新調してみました。
結果、仕掛けの位置を変えるストロークを長く取れることと、キャストの飛距離が伸びるというメリットは思惑通りでした。
ただ、同じフグ竿でも調子が微妙に違いますし、長さが15cm長くなったこともあって、誘いのスムーズさとかの使用感は慣れるのに少し時間が掛かりましたね。
さて、実釣ですが・・・
地先のポイントは、何ヵ所かで仕掛けを入れましたが、どこも型は見るものの、パリっとした食いはなく、結果的に、不発に終わってしまいましたね。
船の移動を含めて、約1時間で釣果は3尾だけ。
勇樹船長 「最初はウォーミングアップですから・・・」
私 「ウォーミングアップなんていらないから、早く釣れるところに連れていってくれよ」
勇樹船長 「はい、ワカリマシタ・・・」

5ヶ月振りのシロギスです。脂が乗って、食味も良くなる季節ですね。

地先では良いポイントに当たらず、中ノ瀬に移動となりました。
中ノ瀬では、何隻かのシロギス船の姿が見受けられましたが、まずは奇をてらわず、無難な?ポイントで始めることになりました。
中ノ瀬では、最初から、良い感じでアタリが出てくれました。
さすがは、好調が伝えられるエリアですね。
フグ竿&胴突き仕掛けでの釣り方は、キャストしてから、竿先にラインテンションを掛けずにステイして、小さなアタリを取ってアワせにいくイメージです。
アワセは、初動は小さめに聞き上げて、魚の乗りを感じたら、その延長で大きめに竿を立ててアワセを入れていきます。
アワセは即アワセではありますが、フグ釣りのような電撃アワセではなく、アタリに慌てずに聞き上げて、魚を竿に乗せていくような感じです。
即アワセでバラシが多いようなら、アタリを感知してから、僅かに間を入れてから、聞き上げにいったりもしますね。
アタリがなければ、ちょっと大きめに仕掛けの位置をずらして、広く探っていくのは、胴突きの釣りのセオリー通りですね。
もちろん、アタリを感知できず、空アワセに掛かってくることや、いきなり大きめのアタリが出て、向こうアワセ気味に掛かってくることもありますが、この日は、6~7割くらいは小さなアタリで掛けられたように思えましたね。

S久間さんも胴突きの釣りです。道具にこだわる江戸前釣り師のS久間さんは、竿も、仕掛けも、サンスイオリジナル。釣り方は、達観の釣り!?
爆モードの食い方ではありませんが、空振りは少なめで、ステディに釣れ続いてくれています。
魚の固まりに船が乗れば、バリバリっとアタリが続きますし、魚の薄いところでは、ちょっとアタリの間隔が空いてしまうというところでしょうか。
潮の流れは緩めで、船の動きは大きくないとのことなので、やはり、キャストして、広めに探った方がアタリは多くなりますね。

ショウサイフグです。私が釣ったのではなく、同船の方が釣ったのを頂きました。この日は、船中で、ショウサイフグが6、7尾釣れていたようです。

安定してアタリは続いていましたが、一ヶ所でやり通さないのが勇樹船長のスタイルで?、午後からは中ノ瀬の別なエリアを探索に・・・・これが吉と出るか、凶と出るかは、時の運ですが・・・。
結果、移動は吉と出て、アタリの頻度はそれほどには変わらないものの、釣れるシロギスのサイズは一回り大きくなって、釣果のボリューム感が増してきます。
14時ちょっと前に、区切りの束釣りをクリア。
目標達成で、ホッと一安心ですね。
その後、上げ潮が幾らか流れ始めたのか、魚の食いもさらに良くなって、ほぼ入れ食いモードの釣りに・・・。
最後まで、手を抜くことなく釣り続けて、定刻の14時半頃に沖上がりのアナウンスが出されました。
釣果は、11~24cmのシロギス 119尾でした。
外道に、トラギス類、パックンチョ少々。
船中釣果は、23~119尾とのことでした。

シロギスのサイズは混じりでしたが、20cm級の良サイズも3、4割入って、型は悪くない印象でしたね。
久しぶりのシロギス釣りでしたが、アタリが多く、楽しめました。
フグ竿&胴突きのスタイルも、テクニカルに楽しめたように思えます。
この日の釣れっぶりだと、今冬も東京湾のシロギスは好調気配のようですから、しばらくは釣果も期待できそうですね。
近々、また根岸丸に行かなくちゃ。
〈釣行メモ〉 (12月26日(土) シロギス釣り 於:磯子「根岸丸」)
【潮 汐】 干潮11:17(大潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕晴れ 〔風〕北東3mくらい → ほぼ無風 → 南西4mくらい
【釣り場】 根岸湾内 → 中の瀬(水深17~20mくらい)
【釣り座】 右舷トモ2番(乗船者18名)
【タックル】〔竿〕アルファタックル夢人comono湾フグ190、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】 胴突き2本針仕掛け(幹糸1.5号、捨て糸15cm、ハリス間隔50cm、ハリス1号35~40cm、針キスSP 8号)、オモリ15号 。
【釣 果】 シロギス 119尾(11~24cm)
【船中釣果】 23~119尾
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